社員のキャリアプランの作り方 | 経営者が知るべき「会社の成長に欠かせない人事・労務のコツ」社労士 河村真樹子

経営者が知るべき「会社の成長に欠かせない人事・労務のコツ」社労士 河村真樹子

企業の発展に人は欠かせません。企業の人事を経験した社労士がお伝えする、企業の発展のために本当に重要なこと。ヒトと組織の両面をから、企業の存続・発展をサポートさせて頂くことをミッションとしています。

経営者のあるある。

私はこれだけやってきた!
成長したかったらこれくらいやらないと!
努力が足りない!


社員に対してこの言葉を言ったことのある経営者さん、多いのではないでしょうか?


私も以前そうでした 苦笑

そして、社員から返ってくる言葉は、


私は社長みたいにはできません。
無理です。
辞めさせてもらいます。

……
………  涙


社員のことを考えているのになんで伝わらないんだ!っていう悔しい気持ちでいっぱいショボーン


これでは社員は育たないだけじゃなく、定着すらしない!と危機感を感じ、具体的に以下のことに取り組みはじめました。

①自分の基準ではなく、会社の基準を作ること
②基準を2種類作ること
・ハイパフォーマンスの社員の基準
・会社の一般的社員の基準
③②の基準をペルソナ化し、社員がイメージしやすいようにする
④グレード制度(役割、職種別等級制度)作る
⑤賃金テーブルに落とし込み
⑥社員面談にて、本人の現在地と長期、中期、短期の目標地点を、会社と本人の認識ズレがないようにする。
⑦定期的面談 フィードバック実施


社員にとっては、ジャンプしても手が届かない鉄棒に掴めと言われていると感じている場合があります。
経営者にしてみたら、その鉄棒は簡単に手が届くことでしょう。
でも社員から見ると、どれだけ高くジャンプしても届かないというように見えています。
この鉄棒の高さの捉え方のズレが、会社、本人の成長速度のズレなのです。
このズレによって、育成が思うように進まないだけではなく、社員が会社から求められていることが、とても高く感じ、その結果、メンタル不調を起こしてしまい、最悪、離職となります。


鉄棒の高さが社員ひとりひとりにとって、
適正な高さがどうか?
そしてその高さは、会社が求める高さに到達するための何段階目にいるのか?
を【制度設計】で見える化してみましょう!

これも私のお仕事のひとつですウインク


そして最も大事なのは…
私の基準は、単なる私の経験からくる価値観であって、みんな基準に対する価値観は違うということを理解すること。

社員が働いてくれていることに心から感謝をすること。

社員の夢を実現する舞台となるよう経営者が成長すること。

ですね!!