こんにちは!

ジャカルタ在住、

まだまだ働きたい駐妻のまきこです。

 

 

ご訪問いただきありがとうございます。

 

 

昨日の

「お金を貸して」って言われたらどうする?【前編】

の続き記事です。

 

 

 

信頼しているインドネシア人から

突然「お金を貸して」と

お願いされた私。

 

 

結局、貸さないことにしましたが、

なんだかインドネシアに住むこと、

外国に住むことなど

深く考えるきっかけになりました。

 

 

今回は「お金を貸して」から

考えたこと。

 

 

 

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 インドネシアと言う国  

 

 

今回の事から改めて

インドネシアという外国に

住むことやそのリアルを考えた。

 

 

 

今回「お金を貸して」と

依頼された主な理由は、

その方のお子さんの学費が必要だから。

 

 

【学費】は日本人がお金を貸してと

依頼されるよくある理由の一つです。

 

 

 

インドネシアでは小学校など学費は

基本的にかかりません。

が、諸経費はなかなかかかる。

 

 

 

制服を2-3種類も買わないといけないし、

それ以外の文房具も必要。

 

 

 

本当に貧しい地域では

制服が買えないから学校に行けない

と言う子どももたくさんいます。

 

 

これは知り合いのインドネシア人の方から

聞いた話ですが、

今回7月からの新学期スタートに向けて

国かジャカルタ市の学校の規定が変わったらしい。

 

 

それに伴い転校を余儀なくされた

子どもたちもたくさんいたんだとか。

 

 

それ以外にも

突然道路の規制が始まって

今まで通れた道が通れなくなる。

 

 

 

今まで許されていたことが

突然許されなくなる。

 

 

 

大統領選挙のデモで暴動が起きたときには

国がSNSの通信規制も突如行った。

 

 

そんな日本では【ありえない】

ことが当たり前に国の力で

起きることがしばしばある国。

 

 

 

ここに住む外国人が大変なのは

もちろんだけれど、

ここに住む現地の人だって

【ありえない】ことに振り回されている

そんな部分だってまだまだある国。

 

 

 

そして、

今回一番ショックだったのは、

給与水準が中級よりは上の

インドネシア人の方から

お金を貸してほしいと依頼されたこと。

 

 

 

まだまだその日暮らしで

貧困に苦しむインドネシア人は

たくさんいることは知っている。

 

 

 

でも給与水準が中級レベルの人でも

今回大きなお金を借りなくては

生活が危ういくらい

カツカツの生活をしているんだと

現実をリアルに見た気がしました。

 

 

 

 

私たち外国人が住む

ジャカルタの中心地は

なんだか大都会だけれど

まだまだ私たちの知らない

リアルがたくさんそこにはある。

 

 

 

※もちろん全ての人がそうではないし

きちんと貯蓄している人もいるだろうし

それは人それぞれ。

 

 

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 外国に住むということ  

 

 

インドネシアの事情もわかりつつ、

今回お金を貸さなかったこと。

 

 

 

正直、

貸してしまえばいいんじゃないか

とも思った。

 

 

 

毎回チャラチャラして

働いていなくて、お金貸してって

お願いされているのとは違った今回。

 

 

 

確実に困っているのはわかる。

 

 

 

私がお金を貸したら

その人の家族も助かるだろう。

 

 

 

郷に入っては郷に従え。

 

 

 

外国人で、

駐在員の夫を持つ我が家は

確実にこの国では

まあお金はある方。

 

 

 

困っている人に

お金を貸してあげたらいいじゃないか。

 

 

 

ここは日本じゃない。

インドネシアなんだから。

 

 

 

 

でも貸さなかった。

 

 

 

今になって思うのは

外国に外国人として

尊重するべきところと

譲らないところが

あってもいいんじゃないか

ということ。

 

 

 

彼らの文化や宗教については

理解はできなくても尊重する。

 

 

 

 

でもお金の貸し借りについては

尊重すべきことじゃないと

私は思った。

 

 

 

 

お金を貸すこと以外にも

困っている人を助ける方法は

あるだろうし、

お金をいつも借りることがいいことだとは

彼らの文化や状況を鑑みても

尊重すべきことだとは思わなかった。

 

 

 

 

だからお金は貸さなかったし

これからもたぶん貸さない。

 

 

 

それ以外にできることを

私はやっていきたいと思う。

 

 

 

 

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いや。でも難しいね。

 

 

 

夫ともいろんなことを話しました。

 

 

 

これ、

途上国では必ず出会うだろう

物乞いの人に

お金をその場で渡すのかどうか

って話と似ているんじゃないかと。

 

 

 

 

その場しのぎでお金を渡すことは

できるけれど、

本当にそれでいいんだろうか。

 

 

 

 

正解はない。

どう判断するか。

 

 

 

 

日本にいたら

「日本の常識」で済むことも

外国にいたら非常識。

 

 

 

 

外国に住むことって

一つ一つ判断をして考えていくこと。

 

 

 

 

その経験をできることは

とっても貴重なことなんだよな。

 

 

 

 

に、しても難しいし

悩ましいわ。

 

 

 

「お金を貸して」の話。

みなさんはどう考えますか?

 

 

 

 

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まきこ

 

 

2017年1月~バンコク

2017年12月~ジャカルタ、2ヶ国目の働きたい駐在妻。

 

「働く」を通して人が可能性を広げられる世界を

目指して「書く」こと、「商品の販売サポート」をメインに

駐在妻としてこれからの働き方の実験中。

 

 

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