こんにちは！
ジャカルタ在住、4ヶ月。
まだまだ働きたい駐妻のまきこです。
ご訪問いただきありがとうございます。
なんだかまだ整理できていないけれど、
うまくかけない気もするけれど、
ちょっと書いてみようと思います。
娘の何気ない一言から、
溢れ出した私の本当の気持ち。
そうか。
私はそう思っていたのか。
「おかあさん、おこんないで」
（お母さん、怒らないで）
最近、出るようになった
娘からのこの言葉。
本当に怒ってるときに言うときもあるし、
怒ってないときに、気を引きたくて
言ってる時もある。
でもとにかく、
この言葉を聞くと私は悲しくなった。
何でだろう。
答えを探していたけど見つからなかった。
先日の夕食の時。
食べ物で遊んでる娘に
アレコレ言ってたとき。
「おかあさん、おこんないで」
何かがプツンと切れた気がした。
「もういいよ。」
私はそう告げて、
その場を離れてしまった。
追加で娘に何も言えなかった。
いつもなら、アレコレ伝えるけれど。
私はそれをやめた。
なんだかぽかーんとした気持ちになった。
まだご飯を食べてる娘を置いて、
気配を気にしつつも、
私はキッチンで先に食器を洗う。
ぽかーんとした中に
冷静に客観的に自分の感情と
向き合おうとしている自分もいた。
私は何が悲しいんだろう。
私だって怒りたくて怒ってる分けじゃない。
できるなら、
怒ることはしたくないんだ。
なんでそんなこと
言われなきゃいけないんだ。
ちょっとずつ
ぎゅっと蓋をしていた
自分の感情の蓋があいて
溢れてきそうになっている。
娘の言ってることは
半分うわの空で食事を終え、
お風呂に入れる。
そんな私の気を引きたかったのか
また娘が言う。
「おかあさん、おこんないで」
もう我慢できなかった。
「そんなこと言わないでー」
と私は娘の前で号泣してしまった。
娘も驚いて
「どーしたのー？ないてるのー？」
ぎゅっと蓋をしていたのもが
溢れてくるように、
涙は止まらなかった。
「何で私は1人でがんばらないといけないんだ」
たぶん、
これが私の心の中にずっとあった。
共働きで2人で育児と家事を
分担してなんとかやりくりしてた
あの頃はこんなこと思ったかな。
実際に夫が海外転勤になってから、
1人で子育てしてる期間は長い。
先にバンコクに行ってしまった7ヶ月。
先にジャカルタに行ってしまった4ヶ月。
それだけじゃない。
同じ場所に暮らしてたって、
彼は朝も夜もいない。
いたとしても、
自分のことだけやって出かけていく。
「いいなー、好きなことだけやって」
好きなこと＝仕事
仕事だけがんばってる
夫にイライラする。
「何で私だけ家事育児を
やらないといけないの？」
なんで。
なんで。
なんで。
夫婦って平等なんじゃないの？
私も今は就労ではないけれど、
好きなことはしている。
好きなこと＝活動アレコレ
時短で働いていたとき並みに
時間は使っている。
夫は好きなことだけ。
私はプラス家事育児。
なんで？
そんな気持ちが根底にある中で
唯一味方と思ってた娘からの
「おこんないで」
私は何をがんばってるんだろう。
そう思えて泣けて、泣けて、
止まらなかった。
夫が海外の大変な環境で
仕事を頑張ってることはわかっている。
でも私にしたら、
仕事は自分のためでもある好きなこと。
それに、海外転勤が決まったとき
どうしても行きたいから、
一緒に来て欲しいと言ったじゃないか。
彼がやりたいことだから、
私は仕事を辞めてここにいるんじゃないか。
夫婦で頑張りたい。
なのにそれができていない。
なんで私だけ。
それが本心。
私が仕事（就労）してないから、
平等じゃないのか。
仕事してないとダメなのか。
そんなことを思いつつ、
娘と一緒に寝てしまった。
夫が帰ってきた物音で目を覚ます。
このまま寝てしまってもいいけれど、
それじゃ何も変わらない。
ご飯を食べ終えてゆっくりしてる
夫に今日のこと、
今思ってることを話す。
そう。
本当はずっと伝えたかった。
でも伝えてなかった。
否定されたら
立ち直れないから。
でも心配は必要なかった。
「そうかー。オレも怠惰になったなー」
と夫。
そうだ。
昔からこの人は
シンプルな人だった。
ぐちぐち言わない。
だから、私たちのケンカも少ない。
翌日から、
朝出かける前にゴミを捨て、
残った食器を洗って出かける彼がいた。
ちょっと満たされた気持ちになった自分も。
夫婦、家族で
頑張りたい。
どの形がそれなのかは
まだよくわからない。
家事育児の分担なのか、
そうじゃないのか。
自分が働いていないからなのか。
やりながら見つけるしかない。
答えはどこにもない。
気持ちが溢れ出してしまう前に、
もっとちゃんと伝えよう。
家族だし。
相変わらず、娘は
「おかあさん、おこんないでー」
って言ってくるけど今は大丈夫。
「怒ってないわー！」
と言い返して、
2人でギャーギャーやってる。
きっと夫婦も家族も
その時々で形を変えて、
未完成のままなのかもしれない。
それを楽しむくらいな余裕を持って
日々過ごしていきたい。
