私の原点

こんにちは!
バンコク在住あっという間に2ヶ月半!
まだまだ働きたい新人駐妻のまきこです。

ご訪問いただきありがとうございます。


★はじめましての方は自己紹介


自己紹介にも少し触れているのですが、
今の私の想いの原点となっている
14歳の時の出来事について書きたいと思います。

 

ちょっと自分の心が丸裸な気持ちで
ドキドキです。

 

 

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14歳、中学2年生の夏休み、
アメリカで2週間、同年代の女の子たちと
過ごすことになりました。


私は成田空港が電車の最寄り駅という
千葉県の田舎町で育ちました。

 

空港は小さい時からよく連れて行ってもらう遊び場。
小学生の時に管制塔の見学に行ったり
飛行機と綱引きしたり(!?)というイベントが
あったりととても身近な存在でした。

 

そんな空港が身近な町で
ある日、「中学生海外派遣事業」なるものが
立ち上がったのです。

 

町の中学生とアメリカの中学生の
交流を目的にしたもので希望すればアメリカで
2週間現地の中学生と一緒に生活をともにする
プログラムでした。

 

好奇心旺盛な活発少女だった私は
両親にお願いして参加することに!

 

参加した中学生は約10名くらい。
内、女の子は私一人。。。。。
結果、これがとっても良かったんですが
女子一人は嫌だなーとも思っていました。


さてさて、町から盛大に送り出され
やってきたアメリカ。
確かシカゴの田舎の方だったかな。。

 

ここで約1週間半、現地の同年代の子たちと
5人組で1つのロッジに寝泊まり。
日中はスポーツだったり、遠足的なものだったり
いろんなアクテビティがあってそれに参加する。

 

話す言葉はもちろんすべて英語。

 

中学2年の私の英語力はもちろん
中学2年生程度。。。。。

 

 

一緒に参加している男子たちは
1つのロッジに日本人2人くらいで割り振られたけれど
もちろん私は独りぼっち。
1人でなんとかするしかなかった。

 

でも、一緒に生活するメンバーが
とっても優しくて英語のわからない私を
たくさんフォローしてくれたのを思い出します。

 

始めて日本円以外でお買い物したこと。
小さなお菓子を買ったけど、なんだか感動。
「モノがお金で買えるってすごい」なんて改めて思ったり。

 

夕方のパーティーで
同年代の女の子たちがすごく大人っぽくキラキラしてたり。

 

部屋ではベットがきれいな子も
片付けが苦手で散らかっている子もいたり。

 

英語がわからなくても楽しく毎日を過ごせていました。

 

 

そんなある日。
みんなで原っぱに輪になっていろんな話をしてた時。


正直、何を話しているか詳細まで私の
英語力ではわからなかったけどなんとなく
内容は雰囲気からわかって、
今はやっている音楽の話、ファッションの話、
自分の家族の話、恋バナ、
途中で歌ったり、
普通の女の子の会話が続く。
途中で自分の悩みを話しながら泣いちゃう子もいて
それを励ます周りのみんな。

そんな風景の中にいながらふと思ったんです。

 

 


「あ。同じだ」って。

 

 

 


今のこの時間は私が日本の中学校の教室や
放課後友達と話しているときと同じ。

 

英語を話しているけど、
髪は茶色だけど、目は青いけど、
お金はドルを使っているけど
同年代の子は私たちと同じように
流行のファッションは気になるし、
みんなで歌っちゃうし、
どうでもいい面白い話しているし、
友達の悩みには一緒に泣いちゃう。


国は違っても人は同じなんだと
はっきり思いました。


この「同じ」と思ったことが
今でも私の想いの原点です。


私は14歳のまだよく世の中がわかっていないときに
素直に「同じ」と思えた。
でも、世の中にはたくさんのレッテルや区別があると
徐々に気づいていきました。

 

 

本当にイスラムは怖いのか?
本当に途上国はかわいそうなのか?
本当に先進国が幸せなのか?

 

 

大学生になってからはそんな自分の想いと
世の中で報道されることへのギャップを確かめるような
時間を使ってきたように思います。

 

 

自分の目でイスラムの国に行って見よう。
自分の目で途上国を見てみよう。

 

 

長期の休みはいつもそれまでのアルバイトで貯めた
お金でアジアの途上国にバックパッカーだったり
NGOの活動だったりをしていました。

 

 

たくさんの国に行くことができたけど、
やっぱり私の答えは「同じ」。

 

もちろん様々な事情はどの国や人にもあったけど
家族は大切、恋もしたい、かわいくなりたい!
と思う人間の気持ちは一緒なんじゃないかと
どこでも思うことができました。

 

そんな原点が繋がっているのが私の仕事選び。
「仕事をして何をしたいですか」の答えは

 


14歳の自分が思った「同じ」を証明したい。

 


なんじゃないかと思っています。

 

そして、今、そんな想いで仕事をしてきた私は
仕事を離れてバンコクにいる。

バンコクは学生の時、何度も訪れた場所。

 

 

きっと、これも何かの縁なんだろなと
思いつつ、ここでの自分の役割を探しています。