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今回は、アナウンサー試験に挑戦する人には欠かせない《発声練習や、よくとおる声を出す》ということに関連したお話です。
タイトルを
【腹から声を出すのって…】
って付けました。
これは、最近歌舞伎を観に行って感じたお話で、Podcastネタにしてみました。
で、発声に関しては以前ゲスト回で元劇団四季の上田亜希子さんに「呼吸の大切さ」っていうのを#41.42で語ってもらっています。
復習しますと…
・伝えるにはエネルギーが大事だよ
・そしてエネルギーを声にのせるためには「身体づくり」が大切だよ
と、舞台俳優でボイストレーナーの上田亜希子さんに教えていただきました。
でね、六月大歌舞伎を観ていた時に、初舞台を迎えたお子さんがいらっしゃったんですよ。
中村獅童さんの息子さんで、陽喜(はるき)くんと 夏幹(なつき)くんのお二人が
歩いても見栄を切っても、何しても可愛らしいのであったかーーい空気に包まれていました。
イヤホンガイドを聴きながらその初舞台の様子を微笑ましく観ていたら…解説者が
「この子役の台詞の発声は、今後歌舞伎の舞台に立つための声を鍛えるためです」
※意訳
みたいなアナウンスが流れてきたんですよ。
歌舞伎の子役って「かーかーーさーまがー」みたいに平板で大きな声を出す、っていう発声方法なのです。
イヤホンガイドの解説を聴いて「なるほどー」がいくつかありましたので、まとめますと
・大きな声、よく通る声は、「鍛えることが必要」
・つまり、一朝一夕には身に付かない
・地道な積み重ねで、喉や声帯やお腹が作られていく
というまさに上田亜希子さんの語る、身体作りを子供の頃から歌舞伎役者さんは続けているからあの独特の節が可能なわけですよねー。
で、今回の六月大歌舞伎は、中村時蔵さん、梅枝さんそして息子さんと親子三代の襲名お披露目公演でもあるんですよ。
六代目梅枝となるのが小学三年生の小川はるき君という、これまた子役なわけですが
年齢的に獅童さんのお子さんたちよりも、上なので明らかに発声が違うんですよ!
歌舞伎ファンならば、そんなの当たり前じゃんと思われるかもしれませんが
こんなにも声って磨かれていくし、堂々と大きなよく通る声を小学生にもなると可愛さよりも頼もしさも滲み出てきたりするんだなーと
要するに、声を磨くのって数年十数年と時間がかかるものなんだよなぁーと再確認したわけです。
だか、何が言いたいかと言うと、就活生の皆さん
大学生から発声練習をするとしたら一瞬で磨かれるわけないんだし、毎日定期的に練習していかないとね、時間がかかって当然だよーってことです。
と、いう歌舞伎観劇から「腹から声を出すには、日々の鍛錬が大切なんだな」と痛感したお話でした。
と言いますことで、ここまでお聴きいただきありがとうございました!
この後は、おまけコーナーでーす。
お時間のある方は、お付き合いください。
(おまけコーナーは聴いてくれた方のお楽しみ)