早坂まき子Podcast by Spotify
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アナウンサー就活生向けのPodcast 新エピソードを公開しました!
それに合わせ台本公開もしていますので
文字で情報を得たい方はどうぞ。
では以下、#45 のPodcast台本です。
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#45 そもそもアナウンサーの仕事とは?
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この番組は「アナウンサーになりたいという方に向けて、就職活動に関連したちょっとしたコツをお伝えしていきます」
元局アナで話し方講師の早坂まき子と申します。
よろしくお願いいたします。
今回は、就活を始める前段階の、基本的なお話。
「そもそもアナウンサーってどんな仕事しているの?!」
と《就活に向けて迷っている方、ボンヤリ興味がある方》に向けてお送りします。
就活そろそろ始めなきゃなーと考えてる人が、突然「アナウンサーになりたい!」って考え始めるのは、そう多くはない…
と思ってますか?
そんなことないんですよ!
みんながみんな、「幼い頃から憧れていて、アナウンサーになるために大学選んだり部活やアルバイト頑張ってきました!」
っていう方がマイノリティだと思ってください。
特に令和の今はね…。
話し方講師、この仕事していて実感するのが…
・元から人前で何かする仕事に憧れている人
・なんとなくアナウンサーに憧れていたけれど、私なんかが…と遠慮していた人
・テレビ、ラジオ見たり聴いたりしないわけではないけれど、あまり詳しくなく、ニュース以外どんな仕事しているのかよくわからない
こんな感じで、アナウンススクールに通い始める方もいらっしゃいますよ?
というわけで、今回はアナウンサーって具体的にどんな仕事なの?!という基礎的なお話をお送りします
※
ざっと局のアナウンサーの仕事を思いつくだけあげますね…
・番組に出演(テレビ、ラジオ)→生放送、収録
・番組ロケ
・イベントに出演
・ナレーション→生放送、収録
そしてかなりの時間要するのが…
・上記の仕事に向けて準備、練習
主にこれらがアナウンサーの仕事です。
さらに、地方局だとこれに加えて
・企画考える(報道、情報番組など色々…)
・取材許可をとる、アポをとる
・取材に行く
・原稿書く
・編集する
・テロップ、BGMをつける
テレビ、ラジオ兼営局だと
これらのテレビバージョン、ラジオバージョン
それぞれを担当することもあります。
もちろん細々したお仕事、例えば社員研修や会議とか他にもありますけれどね
学生の立場からわかりやすいアナウンサーの仕事ってこんな感じでしょうかね?
一番の特徴といってもよいのが
・番組に出演(テレビ、ラジオ)→生放送、収録
ではないでしょうか?
わかりやすいですものね。
どんなジャンルの番組があるかというと、ざっとあげるだけでも
・報道番組
・バラエティー番組
・情報番組
・スポーツ番組
・音楽番組
・定時ニュース
と様々なジャンルあります。
情報番組も、日本テレビ『Zip』やフジテレビ『めざましテレビ』のような流行からお天気、芸能情報盛りだくさんな生放送もありますし
報道と情報が混ざったような讀賣テレビ『ミヤネ屋』TBS『ひるおび』といった事件、事故を深掘りもするし、流行や芸能、スポーツ方も扱う番組もありますし
時間帯や局によってテイストが違いますよね。
あとは、歴史番組とか防災番組とかバラェティと情報をうまくバランスとった番組とかもあります。
仙台放送にいた自分は東北に目を向けてしまうのですが、やはり東日本大震災を受けて岩手、宮城、福島は被災地や復興関連の番組ありますので、地方局受ける方はチェックしてください。
さらにいうと、いわゆる顔出し出演なのか、ナレーション出演なのかで準備する内容も変わってきますし
生放送なのか、収録なのかで、心構えも変わってきます。
あとは外にロケや取材のお仕事…
これも報道番組なのか情報番組なのか、はたまたスポーツ番組か、旅番組か…と担当番組やコーナーによって喋ら内容もテンションも変化します。
報道キャスターやスポーツキャスターならば取材したり、対談したり、インタビューしたり…なんてしょっちゅうでほぼ局内にいないなんてこともよくあります。
さらにキー局ならでは、というと
世界的なスポーツ関連イベントも特徴的ですよね。
各局、オリンピック特番や中継、ワールドカップやWBCなどの特番や中継もあります。
国内スポーツでも、日テレの箱根駅伝とか、ABCやテレ朝、NHKの夏の高校野球とか
スポーツ実況をやりたい方は、花形ですし憧れの人多いのではないでしょうか?
音楽番組も、『Mステーション』とかレギュラーに加えて年に数回、大型Live番組とかありますしNHKは紅白歌合戦ももってますしね、アナウンサーがMCを務めることも珍しくありません。
あとは…
日テレだと24時間テレビ、フジテレビだと27時間テレビといった系列局一丸となっての大型生放送番組もあります。
というように一般的に、わかりやすいアナウンサーの担当する可能性のある番組をあげてみました。
で、これらどんなジャンルでも
生放送でも収録でも
アナウンサーの人たち、当日いきなり出演です!番組に臨んでください!
ってわけではないわけ。
わかりやすいのがスポーツ実況アナで
プロ野球だったらオープン戦からずーーっと毎日12球団各選手のデータを付け続けているわけですよ。
だっていつ、自分が実況担当日になるかわからないから!
キー局なら複数人実況アナウンサーいますが、どんなタイミングで中継担当になってもいいように常にスポーツ情報やデータを自己流で記録つけているわけですよ。
さらに、余裕があればホームチームの練習に顔出して、監督、コーチ、選手、運営側、そして広報とか取材したり、交流深めて担当チームの最新情報や知識を取り入れ続けるんです。
今年パリオリンピックイヤーですから、もう6月だと各局担当種目が確定しているので
実況アナウンサーは各々取材しているはずですよ。
もちろんレギュラーシーズンの試合も見ながらね。
で、若手スポーツアナウンサーとか初期の頃は
「ゴルフの勉強」「バレーボールの勉強」「陸上競技の勉強」「新体操の勉強」「卓球の勉強」とまぁ本当に忙しいと思いますよ。
日々の担当ニュースとか担当番組こなしながら
スポーツの勉強や取材しながら実況の準備して…
っていう生活が当たり前ですからね。
中堅やベテランアナウンサーになると
報道だけ
スポーツだけ
バラエティーだけ
とか、カラーがついてくると思いますが
最初のうちはまずは、いちコーナーのリポーターから、とか短めのナレーションから、とか番組に携わり始めていく…っていうのが一般的な傾向でしょうかね。
※
さぁ、かなりざっくりお伝えしました、アナウンサーの仕事の内容。
まとめてお伝えしたいのは…
アナウンサーの職に興味があるならば、ぜひともテレビ見て、ラジオ聴いてみてください!!
いち会社員でありながら、「情報を伝える」といった仕事をしています。
といいますことで、最後までお聴きいただきありがとうございましたー!