講談師、神田伯山氏のことはかなり有名ですよね。


私はテレ朝の滝沢カレンさんとのトーク番組で知ってから「なんて突っ込みが!毒舌が!面白いのだろう!!」と毎週楽しみに見ていました。



一応自分近世文学専攻なので、古典芸能にはざっと触れているのですが

しっかり伯山さんの講談を聴いてみたいなーと思ったのはTBSラジオ『問わず語りの神田伯山』がめちゃくちゃ面白いから!



ラジオだからテレビ以上にいじり倒すし毒舌過激だし

そんでもってちゃーんと計算されてるから放送ギリギリを攻めてるし、自分をひねくれ悪役ヒーローみたいにしてさ。


「あいつは酷い奴なんだよ」「貧乏人は来んなよ」

とかキツめの事言ってるんですけれど、今の時代それを思ってても言えないからファンはスカッとするんでしょうね。

やっぱり天才だー伯山先生は!



しかもそれは「あえて」の毒舌で

まるでプロレスを聴いているかのような計算し尽くされた話術なんですよ。




……ってラジオの感想が長くなっちゃった。




『神田伯山PLUS』 @ イイノホール 3/18


将棋のご意見 青之丞

本阿弥光悦 伯山

真柄のお秀 はる乃 美舟

~仲入り~

二度目の清書 伯山



いやー、軽めの作品と重めの作品とを堪能できて最高でした!!

ほんわかしたほのぼのな笑いに包まれるのも楽しいけれど、「大石内蔵助の手紙」にまつわる作品の緊迫感に惹き込まれるのが心地よかったなーこれが講談の魅力なんだろうなぁ…。



それと、私にしかわからない感動なのですが

宝塚のご贔屓様(千海華蘭さん)が過去演じたことのある本阿弥光悦を、今日まさか講談で聞けるとは思わなくて勝手に(引きが強いなー自分) とテンション上がった。

忘れられない初講談体験になったわ。



今回はスマホ鳴らす人やビニール袋ガサガサする人が周りにいなくて快適鑑賞ができたし、幸せです。



あーー楽しかった!!