↑Spotifyにて無料で聴けます。
アナウンサー就活生向けのPodcast 新エピソードを公開しました!
それに合わせ台本公開もしていますので
文字で情報を得たい方はどうぞ。
では以下、#23 のPodcast台本です。
/
#23 ボランティア活動は就活に有利なのか?
\
この番組は「アナウンサーになりたいという方に向けて、就職活動に関連したちょっとしたコツをお伝えしていきます」
元局アナで話し方講師の早坂まき子と申します。
よろしくお願いいたします。
さて前回のPodcastでは、元日に起きた【令和6年度能登半島地震】の速報を伝えるアナウンサーの声の出し方、表現方法について解説しました。
今回はこれからもしばらく必要となるであろう、《被災地支援、ボランティア活動》に関してです。
ど直球なタイトルを付けました。
今回のテーマ【ボランティア活動は就活に有利なのか?】です。
地震発生から10日ほど経ち、だんだんと現地の全体被害や現時点での課題などが、自衛隊や報道陣などによって判明しつつありますよね。
そんな中、Xに「ボランティアについて」のつぶやきが増えてきました。
ボランティアの心構え
ボランティアはこうあるべき
ボランティアの課題
色々なテーマの議論が展開される中で目に入ったのが「きっとこれから就活で《被災地にボランティア活動行ってきました》って学生が増えるよね」みたいなつぶやきです。
今回のテーマ【ボランティア活動は就活に有利なのか?】です。
結論としては、「有利か不利かなんて損得勘定でボランティア活動をすることはおすすめしない」ですし
さらに
「どんな思いでボランティアに参加して、どんな体験をし、何を学び、何を考えたか…そして今後それらをどう活かしたいのか…を言語化する必要があります。そしてその上で、放送局の一員として活かせる内容ならばまぁ大なり小なりプラスに働く可能性はあるかな」くらいではないでしょうか。
「ボランティアに参加したから偉い=内定」
ではないってことは肝に銘じておいたほうが良いと思います。
なぜなら、面接官は正直「ボランティア活動のネタはこれまでも何度か聞いたことがある」可能性が高いわけです。
それは東日本大震災以降、人事や面接官経験者からよく聞く話でして
理由としては、東日本大震災って被災範囲がとても広かったんですよ。
岩手、宮城、福島、がどうしても目立ちますが北海道、青森、茨城だって被災地なんですよ。
千葉や東京だって影響はありましたしね。
だからボランティア活動をする人数も多かったんですよ。必要とされていたから。
今の大学生の皆さんからすると3.11って小学生だったからピンとこないのはしかたないことです。
3.11後も日本は地震、大雨、台風と自然災害が少なくないので、被災地の【ボランティア活動】というものがわりと珍しくないのではないでしょうか?
身近なものかどうかは、人それぞれですが、NPO法人とかも活動団体が明らかに増えて「ボランティア」自体が体感として広がってきているな、と思います。
ですから、面接官も人によっては「あーまたボランティアネタかぁ」って思うわけ。もちろん口には出さないけれどね。
大災害が発生すると、ボランティアネタをガクチカや自己PRにする学生さんが増えるのはまぁ当然なんですよね。
これはテレビ局だけでなく他の業界でも同じような現象があらわれるようですけれど
それ自体が悪いとは思わないです。
なぜなら、ボランティア活動ってしないよりは、必要な所に支援活動をしたほうが被災地も被災者にとっても有り難いだろうから。
助かる事だろうから良い事とは思います。
なので、「ボランティア活動したい!!」という気持ちがある学生さんは、就活うんぬんはさておき、自分に出来ることは何か?を考えつつ
そしてボランティア参加するには何が必要なのか?
…例えば、交通手段や食料の確保、保険の加入など山ほど準備することがありますのでネット検索したり、防災士のSNSをチェックしたりしてから、実行にうつしてみてください。
学生さんならば決して一人で、独断で判断し現地へ行かないようにしてくださいね。
ちなみに、名ばかりのボランティア活動は言語道断ですよ。
被災地に行って、なーんにもしない。お喋りしてさぼる。
とか
被災者を傷つけるような質問を現地の人になげかける。
とか。
人として真っ当ではない行いをする人は、面接でも今後の人生でもいつかボロが出ると思っています。
でね
前半で
「どんな思いでボランティアに参加して、どんな体験をし、何を学び、何を考えたか…を言語化する必要があります。」
と言いましたよね??
これって逆を言えば、面接の場でこれらを説得力をもって伝えられないとむしろ不利に働く可能性もありますよ。
面接官に「あーこの人、就活に有利だからってだけでボランティア行ったんだなぁー」って思われたら損だと思いません?
だから詳細を語る、具体的に語る、感情を込めて語るってとても大切なんです。
と言いますことで、ここまでお聴きいただきありがとうございました!
何か就活に関して、疑問質問ありましたら、概要欄のリンク先、もしくはInstagramのコメント欄にお送りください。
可能な範囲で番組内にてお答えしていきます!
それでは、就活生の皆さん
一緒に前向きにがんばりましょう