アナウンサー就活生向けのPodcast新エピソードを公開しました!


↑Spotify にて無料で聴けます。


それに合わせ台本公開もしていますので
文字で情報を得たい方はどうぞ。

では以下、#18 のPodcast台本です。


#18 セカンドキャリア ⑴


この番組は「アナウンサーになりたいという方に向けて、就職活動に関連したちょっとしたコツをお伝えしていきます」

早坂まき子と申します。
よろしくお願いいたします。


昨今よく耳にするようになっている
《セカンドキャリア》

今回は、社会人経験を経て放送局のアナウンサーになった方たちのお話をします。

ですから、転職として「アナウンサーや喋る仕事に就きたい」という方におすすめの回です。


そんな方たちが知りたい情報は、おそらくコレですよね?
「他の業界、業種で働いていた人が経験無くてもアナウンサーになれるのか?!」
だと思います。


結論としては「なれます!」

大きくわけて2つのルートがありまして

1. 局アナになる(正社員、契約色々)
2. フリーアナウンサーになる(番組契約など)

そう、なれるんです。
過去に私が出会ったことあるセカンドキャリアとしてアナウンサーになった方の元の職業をざっと述べますと
元教師、元秘書、元銀行員、元メーカー、元広告代理店、元タレント、元アイドル…
といった、方たちに出会ったことがあります。

「人生に不可能なんてないんだ!」と光が見えるでしょう?


順番に説明しますね。

1. 局アナになる(正社員、契約色々)

これは未経験であっても、放送局の中途採用に応募して合格すればなれます。

ただし、他に応募してくる人たちはアナウンサー経験者が多いです。大きな局、都心に近い局であればあるほど経験者が多かったりするので、特にニュース原稿読みは練習準備していくことをおすすめします。

なぜかというと、おそらく即戦力を求めて中途採用って実施するので。
すぐにでもニュース読める人欲しいんですよね、みたいなパターンが多いのです。


だから未経験者からするとハードル高いかもしれませんが、可能性としてはゼロではないからぜひ挑戦してみてください。

あと準備が必須なのはなぜ、他業種からアナウンサーへ転職したいの?っていう志望理由ですかね。
でも社会人経験のある人って学生以上に志望動機が絞れているパターンが多いので、それほど苦労しない人が多いイメージですかね。

たとえ他業界他業種であっても、それらの経験を踏まえて「喋りの仕事をしたい理由」とか「今までの経験を活かせます」ってきっとあると思うので。

ニュース原稿読みがつたなくても、熱意をかってくれるってこともありますから!
準備していくといいですよー

ただし
こっから先、厳しい現実をお伝えするんですけど

「どこどこのアナウンサーじゃなきゃイヤ!」といった条件付きですと相当ハードル高いよっていうのは、覚えておいてください。

例えば、東京や首都圏じゃなきゃ嫌だ
とか
地上波じゃなきゃ嫌だ
とか

はっきり言うと東京MXテレビ、テレビ神奈川、テレビ埼玉、千葉テレビはとーーーーっても人気高いんですよ。

そりゃあね、なるべく都心で働きたいとか
あとは人口が多いので関東出身の人たちが「実家の近くで働きたい」って考える人が大勢いるのは想像つきますよね??

だから首都圏の採用って、地方局で看板アナウンサーだったレベルの技術やコミュニケーション力、個性、ビジュアルをもった経験者たちがわんさか受けにくるわけ。

だから、倍率も高いし、未経験の人のセカンドキャリアとしてはハードル高いよねっていうのは理解した上でトライしてください。


そう、人気局に未経験者が合格するってこれまたゼロではないんですよ!
実際お会いしたことあるんです、未経験で先程あげたテレビ局に内定した人。

名前は言えませんが、ハードル高いけれども不可能じゃないんだよってのはお伝えしておきます!


もちろん、そういった方たちに共通するのは
「転職のために働きながらアナウンス技術を学んだ」
ですとか
「元々アナウンサー志望でアナウンススクールへ通っていたが、途中で諦めて就活の方針を変えた。昔を思い出して自宅でトレーニングしていた」
こういった方が圧倒的に多いですね。
何もしていないけれど、受かったって人はほぼいないので頑張ってください!

ですので、「ニュース読みとかCM、お知らせ原稿とかどう読んだらいいかわからない???」

という方は、現在の仕事と両立は大変かと思いますがどこかアナウンススクールに通うことをオススメします。

アナセミももちろんウェルカムです!




2. フリーアナウンサーになる(番組契約など)


フリーのアナウンサーとかDJや司会業が多く所属する芸能事務所のオーディションを受けて合格して、所属しながら喋りの仕事をしていくってルートももちろんあります。

今の時代、副業として喋りの仕事をするってことも可能かもしれませんね。許可を得てやっている方いますよ。


そして、局アナじゃないフリーアナウンサーの場合は、ニュース原稿読みよりも
【フリートーク力や司会進行力、そして個性、タレント性】がより一層重視されるので、研究してください。
当然ですが、ビジュアルもね。


ちなみに芸能事務所も、年齢や肩書きによっては、紹介がないと入れないとか全くの未経験だとオーディションすらしてもらえないって所もあるので、1.2カ所とかだけではなく、沢山調べて挑戦してみてください。
あと周りにそういった喋りの仕事をしている人がいないか、探してみるってことも大事です。


ここからは番組契約のお話。

ニュース番組とかわかりやすいのですが、日テレニュース24とかTBSニュース、NHK BSニュースといったニュース専門チャンネルですね。

マスコミ業界の人なら人気度、難易度がよく知られているNHK BSニュースキャスター。

私の友人で未経験でもNHK、BSキャスター合格したツワモノがおりますので。
10年くらい前の話ではありますがこのように可能性ってゼロではないんですよね。

ただそれは奇跡じゃなくって、友人は相当努力した人なんですよ。
働きながらニュース原稿読み練習、面接対策、NHKならでは企業研究もして臨んだ、教えてくれました。
 

いいますことで、ここまでお聴きいただきありがとうございました。
この後はおまけ雑談コーナーです。


※   

《おまけコーナー》

今回、セカンドキャリア⑴ って表記しましたが
次回はアナウンサーから別の職業へって意味でのセカンドキャリア、を語っていく予定です。

42歳になってわかることは
新卒でも中途でもアナウンサーになる人、アナウンサー辞める人、人生色々だし、何が幸せかっていうのも人それぞれだよねーって思います。

ここに就職したら「絶対幸せだよ」はないんだなと思えましたよ今。

やってみないと分からないよねーってことも多いし
それに今まさにテーマの「セカンドキャリア」として地上波テレビ局以外だって喋りの仕事ってたーくさんあるんですよ。
だから門戸は結構開かれてるんじゃないかな?とも言えますね。


あと、本編で「局アナ経験のある人も中途採用受けるから、その人たちと等しく審査されるのでハードル高いかもね」と話しました。

アナウンサー以外にも
元タレント、元アイドル、元舞台俳優とかでアナウンサーになる方、目指す方もいらっしゃいます。彼女たちは司会の経験や人前で話すこと、パフォーマンスする経験を相当重ねていらっしゃいますからね。

数年前に、元AKB48の中村麻里子さんが兵庫県の「サンテレビ」のアナウンサーになった事とかもありました。
あと元SKE48柴田阿弥さんがセント・フォースに所属してフリーアナウンサーとして仕事をしていらしたり。とかね。

そういった方たちと同じ土俵で審査されるのですから、覚悟して準備しましょうね!


あと四年生へ。
セカンドキャリアからはちょっとだけ離れますが…
四年生でありながら三年生と共に新卒のアナウンサー採用試験を受けるってことできますよ。
やっぱりアナウンサーになりたいから、と三年生から続けてずーっとアナウンサー就活を貫く方もいるし、一般企業内定していたけれど辞退してでもまた四年生の秋からチャレンジしたい!とかね。

で、内定した場合は一つ下の学年と入社することもあれば
次の春に卒業して来年度入社しましょう、となったり。
これは企業によりけりだし、色んな事情によって判断が異なると思います。
これも実際私の友人アナウンサーでいるんですよ…。


なので、四年生の方もアナウンサー内定を諦めずに目指したいって方は、アナウンス技術も人としても磨き続けて是非頑張ってください!


何かアナウンサー就活に関して、疑問質問ありましたら、概要欄のリンク先、もしくはInstagramのコメント欄にお送りください。
可能な範囲で番組内にてお答えしていきます!

それでは、就活生の皆さん
一緒に前向きにがんばりましょう