アナウンサー就活生向けのPodcast新エピソードを公開しています!
今回は、アナウンサーに限らず全ての就活生に参考になるかも。

 
↑ Spotifyにて無料で聴けます。


それに合わせ台本公開もしていますので
文字で情報を得たい方はどうぞ。



では以下、#11 のPodcast台本です。


#11  就活関連の「噂話」に惑わされないで



この番組は「アナウンサーになりたい」という方に向けて、就職活動に関連したちょっとしたコツをお伝えしていきます。


さて今日緊急収録してみました。

理由は、前にもこのPodcastでご紹介した「わっちさん」というマスコミ就活情報を発信していく方が旧Twitter、Xでこんなポストをしていたんですよ。


毎年様々な噂が流れてくるんですが、私の意見ですが9割ガセです。発信者は「ライバルが減ればいい」という気持ちでそれっぽい根拠(人事から聞いた等)つけて発信します。そしてその人はたいてい落ちます。変なことに惑わされないように就活頑張って下さい。」


と、このポストにつづけてたとえホントだとしても「決めつけない方がいい」といったことを語っていらっしゃったので
アナウンサー就活生に指導する立場にいるものですから、黙っていられなくて私もそれに乗っかってPodcastで発信していこうと思いました。


まず私の感想としては…

「20年前と変わらず、おんなじよーな嘘情報まわってるんだなぁ」
だし
「そんな嘘かもしれない情報に惑わされているのはもったいなぁ」
です。


でもね、わかる、わかるよー不安だからさ
噂を信じて気持ちを埋めたりなぐさめてり、ってのもわかる。


毎年毎年就活生の間でおんなじよーーな噂、流れます。
だけれど、振り返ってみればほとんどがガセ情報なんですよ。

「ほとんど」ということは中には「真実」もありますよ。
それは隠しても仕方ないので、はっきり言っちゃいますけれどね?


でも嘘情報もあるんでよね。
ですから、惑わされないでほしいです。
その惑わされてる時間がもったいから!






で、今から「就活の噂話」が回ってきたらこう考えてみるのはどーですか??
っていうのを3つ提案してみますね!


1. それって誰発信の情報?
2. 真実か否か、疑ってみる
3.「じゃあ自分はどう闘う?」



1. それって誰発信の情報?

マスコミ就活するのであれば、
「一次情報かどうか」って大事なんですよ。


だってテレビ・新聞の記者とかアナウンサーもね、「裏どり」といって必ずや取材にいって、真実かどうか?
そのインタビューも正しいのか?有益なのか?放送に流していいものか?
ものすごく精査しているわけです。

又聞きの情報のみでニュースなんて作れないわけですよ。
そんな業界を目指す人たちは噂に踊らされてちゃあかんです、笑



で、就活情報の噂であるあるなのは、
「大学の部活先輩の同級生のお父さんの知り合いのキー局の人事から聞いたっていう話なんだけどね」

とかからスタートして、噂が回る頃には「知り合いの人事がね」とかになるわけ、笑。

噂なんてそんなもんです。



現役の人事
現役のアナウンサー
現役の会長、社長、役員

とかから直接聞いた一次情報ならばまぁほぼ真実かもなぁとは思っても良いけれどね。

で、私含め、アナウンススクールの講師たちはこういったところから情報を得て、教え子たちにシェアしているわけなんですよ。

それ以外は「ふーん、そうなんだー」って話半分で流しちゃってオッケーです。

匿名の書き込みなんて、信じなくて大丈夫!
スルースキルも大事よ。

又聞きは、伝言ゲームみたいに内容変化しちゃってる「かも」しれないからね。




2. 真実か否か、疑ってみる  

これはね、一次情報はまぁまだ信じてしまっても仕方ないかなってのはありますけれど

誰に聞いたとしても、「その噂、情報は真実か否か?」

って常に考えるクセを身につけるのはマスコミ目指す人ならおススメします。
なぜなら入社したらばこの考え方を必要とする場面もあるから。


もちろん配属部署にもよるし
アナウンサーならインタビュー相手のトーク内容をいちいち疑っていったら会話が進まないですけれどね。

特に記者志望だったら、「その噂、情報は真実か否か?」
って常に考えるクセは是非意識してみてください。



さらに深掘りしていきますとね…

その情報も《現時点では》とか《予定であって未定》だったりもするんですよね。

いくら会長でも社長でも、一か月前と今日では方針変えてるかもしれないわけ。


「今年はスポーツ実況できる男性を採用したいらしい」
とか噂が回っておきながら女性採用されたり。
予定が変更することも実際あるんですよね!


こういった事実も知っておくと良いでしょう。




3.「じゃあ自分はどう闘う?」


私、口グセで「闘う」って使ってしまうんですけれど
就活って「己との闘い」だと思ってるんですよ。

だからこんな項目名にしちゃってますけれどお許しください。


さて、「百歩譲って聞いた情報、噂、それが真実」だとして
「じゃああなたは、自分はどう就活と向き合いますか?」ってことです。


さっきの例…

「今年はスポーツ実況できる男性を採用したいらしい」
とか噂が回っておきながら女性採用された。


↑これ、現実におきた事なんですけれどね
内定した女性が噂を聞いていたか、知らなかったのか、なんてどーでもよくて

どちらにせよ「全力でそのテレビ局に入りたい、アナウンサーになりたい!」と臨んだから
テレビ局側もその学生の魅力に納得したのではないでしょうかね。


あと局アナ時代聞いたことがあるのは
「1人だけの採用を予定していたけれど、良い子がいたから2人採用した」
という展開。(これは仙台放送とは別のテレビ局の話)


たとえ噂を聞いたりアドバイスなんかされていたりしていてもね
「絶対」なんてないんですよ、世の中。
方針変更もありうるから!


そうこの「絶対」はない!って話も私口グセでよく言っています。


だからね、たとえ「内々定がすでに出ているらしい」「女性の採用はないらしい」「地元の子しか地方局は受からないらしい」とか
マイナス内容の噂を聞いても、そんなの跳ね除ける勢いで、準備練習してください!


そんな噂に踊らされて落ち込む時間あったら
自己PR、志望動機、ガクチカなど新エピソード考えたり、面接練習したり、テレビ、ラジオを見聞きして研究する方がよっぽど有意義。


あとは、「もう就活ヤダーーー!つらいー!」って叫びたいようなら
ストレス発散や気持ち切り替えの作業をしましょう。


美味しいもの、好きなもの食べたり
ひたすらゲームやったり
推し活したり

気持ち切り替えタイムも大切ですよ。


で、切り替えて噂話をスルーできるようになったら
またアナウンサーになりたい気持ちを、エントリーシートや動画、面接に乗せて挑んでください!



と言いますところで、ここまでお聴きいただきありがとうございました。
この後は「就活、雑談小ネタ」のおまけコーナーです。
お時間ある方はお付き合いください!






おまけコーナーは、項目としてこちら。

☆ #8インターンって本採用に影響あるの?
☆20年前も同じような噂あったよ、Aさんの話
☆メンタルケアを自分でやろうね
☆アナスクの先生たちが意識していること