毎週金曜日朝8時に、アナウンサー就活生向けのPodcast新エピソードを公開しています!
↑Spotifyにて無料で聴けます。
それに合わせ台本公開もしていますので
文字で情報を得たい方はどうぞ。
では以下、#5 のPodcast台本です。
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#5「声は人なり」
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この番組は「アナウンサーになりたいという方に向けて、就職活動に関連したちょっとしたコツをお伝えしていきます」
早坂まき子と申します。
よろしくお願いいたします。
いやーフジテレビの25卒、アナウンサー採用試験のエントリー結果が出たそうで喜びとガッカリと色々でしょう。
でもまだ始まったばかりですからね!
一日一日を大切に、ブラッシュアップしていきましょう。
そのブラッシュアップする上で、アドバイス沢山もらっていると思います。
アナウンススクールの先生はもちろん
例えば、大学OBOGやサークル、アルバイト、親戚とか、現役でも元でもアナウンサーやアナウンサー採用試験経験者にめぐり合えたら、アドバイスもらうといいですよー!
きっとね、皆さん快くヒントをくださるはずです。
でね
「アドバイスをもらい過ぎで困ってる」
という就活生もいらっしゃるはずなので、私個人の経験談お伝えしますね。
沢山のアドバイスは、どれも正解で、おそらく全てが正しいんですよ。
10人いたら10通りの成功体験、失敗体験があって、それが後輩にとって参考になるものばかりのはずなんですよね。
で、ごくたまに真逆のアドバイスを言われたりもする。
そうするとアドバイスされた側は迷っちゃいますよね。
例えば、自己PRとか志望動機とか、一字一句ノートとかに書き出していろんなパターン用意して面接に臨むといいよ
ってアドバイスもあれば
いやいや、暗記するといかにも準備してきました感が出て面白くないから、用意するのは箇条書きとかにして、あとは面接現場でその時、思い浮かんだ言葉を使って、自然体で伝えたほうがいいよ
とかね。
これ、どちらのアドバイスも間違えていないんですよね。
だから迷ってしまう…。
その迷った時に、どちらを選ぶか【最後の選択は自分】
というのをオススメします。
なぜなら、自分が納得していないのに、他人に言われるがままに選んだら、他人のせいになっちゃうわけ。
この「他人」は家族も含みます。
お母さんがーとか
先輩がーとか
現役キー局アナウンサーが
とか他人のせいにするのはラクだけれども、心の中にモヤモヤが残るならばやめたほうがよい。
後悔しない選択を自分でしたほうがいいよ、とよく大学でもアナセミでも言っています。
だから先週、創業者永井先生を偲ぶ会で、大勢の先輩がたとかからアドバイスもらったかもしれないけれど
それらは(参考に)して、あくまで参考。
最後の最後、選ぶのは自分だよ!って伝えたいし、伝えています。
※
さて、ここから本題。
今回のテーマ「声は人なり」です。
これをとーーーっても簡単に噛み砕くと、
「声や言葉選びとかって、人柄が表れるよね」
という意味です。
すでにアナウンススクールへ通っている学生はこの「声は人なり」聞いたことがあるかもしれません。
初めて聞く方もシンプルな内容なのですぐに理解できるかと思われます。
初対面の人で、まだ会話する時間が短い段階だとしても
「なんか優しそう」
「なんか頼りになりそう」
って感じる第一印象の判断材料に「声」や「言葉選び」も大きく関わるのは、きっと皆さんも普段の生活で感じますよね?
就活であれば、初対面で会った人に合否を判断され
人生が大きく変わる場面じゃないですか。
なので「声」や「言葉選び」に、より一層注意を払うのはまぁ当然と言えますよね。
中でもこのPodcastを聴いている、アナウンサー志望者のみなさん!!
「アナウンサー」ですよ。
「声」をつかって何かを伝え、表現をする生業を目指すのであれば、「声」「言葉選び」を磨いていくのは言わずもがな、ですね。
この「声は人なり」
フジテレビ系列ですと新人アナウンサー研修の初日に教わる心構えです。
※
そしてキモは、ここからなんですよ。
「声は人なり」
「声や言葉選びに、人柄が表れるよね」
「だから、人として磨き続けないとね」
ここまでセットで是非覚えて、日々生活してくださいね。
きっとアナウンサーを目指す人であれば既に、話し方、話す内容、言葉選び、その時の仕草、振る舞い、表情、などなど全てに気を配って
面接やカメラテストに向けて準備、練習していることでしょう。
で、それらは「面接対策」ではあるものの
《上っ面の、その場しのぎのテクニックだけでは見透かされるし、ボロが出やすいので注意しましょう》 ってことです!
私が過去に聞いたことがある「ボロが出ちゃった案件」具体例は…
・面接会場内では、しっかりとした社会人に相応しい喋り方で対応できたのに
面接が終わって部屋から出た後、「やっべーー緊張したぁーーー落ちたかもぉーー!あはは」とテンションがあがって人事の人とフレンドリーに雑談していたら
面接官にぜーんぶ筒抜けで、猫かぶっていたのがバレた話。
ですとか
・まだオンライン面接に慣れていない頃
面接官の人がアイスブレイク(雑談)で「出身大学同じなんですよねー」「コロナ禍大変でしょう?」などと場を和ませてくれたからか
ついうっかり「コロナ禍エグいんですよねー」「大学の課題の多さ、マジハンパないんすよー」などと普段使いの言葉がでてしまった。
「はっまずい!」、と気付いたけれども時すでに遅しだった。
このような、やっちゃった案件、失敗談を学生さんたちが教えてくれましたし
同じような話を面接官側からも聴いたことがあります。
【いくらかっこつけようとしても、普段の自分がついつい出てしまう】
【自分を偽るのはよくない、かと言って社会人らしくないのも就活においては良くない、ということを身をもって気付かされた】
と、気づいて反省を活かしていく学生たちを見てきました。
ちなみに先ほどの2例は、それが理由かはわからないけれども両方とも次の面接には進めなかったそうです。
※
この「ボロが出ちゃった案件」
就活生だけではなく、アナウンサー版もたーーくさんあります。
笑えるもの、笑えないもの、めちゃくちゃある。
・私、食リポに慣れていない頃、白身魚のお魚をいただいた感想で「透明感のある味ですねー」って言ってしまってそれがオンエアに使われてしまったんですよ。
そしたらオンエアを見ていたアナウンス部の先輩数人から「全然伝わらない!どんな味よー」って呆れられました。
語彙力のなさ、表現力の足りなさがまさに私という人間性が伝わってしまうミスだったなぁーと今でも覚えています
とかね。
あとは、
・某芸人さんの真似をしてふざけてしょっちゅうしていたら、生放送本番でもプロ野球ニュースで「ヤフードーム」を「ヤホードーム」って言っちゃった後輩の話
とか
「旧中山道」を「いちにちじゅうやまみち」と読んだ某有名アナウンサーの話
とか
やらかしの種類は様々ですが、どれもこれも「その人らしさ」滲み出るでしょう??
まぁここに出した例は笑えるものばかりなので
もっと笑えない失敗、ボロが出ちゃった案件は、Podcastではやめておきます。
アナセミ生にだけご紹介するとしましょう…。
このように、
【「人となり」は普段の声、言葉選びに出るもの
だから自分磨きをしないとね】
って就活生だけではなく、社会人にも、私にも言えるコトなんですよ。
Podcast聴いて、会ったことなくてもなんとなーく「早坂さんて、こーゆー人かなぁ?」って想像できませんか?
そう、声や言葉選びに人柄が出るので
私たちアナウンサーとか、人前で何かを表現する職業の人たちは、一生磨き続けることは欠かせないんじゃないかなって自分にも言い聞かせています。
「自分磨き」って究極言えば終わりのない旅だし
絶対的正解のないものだけれど
アップデートしようとする歩みを止めたら、退化なのでは?と人生の周りの同業者とか諸先輩がたを拝見していて確信しています。
あと声は人なり、って職業や年代関係なくね皆さんに言えるかな、とも思えます。
活躍している人たちってどんな時代も、謙虚に自己分析しつつ、自分磨きを続けているんですよね。
というわけで今回のおさらい。
「声は人なり」
【「人となり」は喋りに滲み出るもの
だから自分磨きをしていこう】
というのが今回、お伝えしたかった結論です。
アナウンサーとか喋り手は仕事上、ダイレクトに多くの視聴者、リスナーに、人間性がお届けされてしまう職業ですから
どうぞ、就活中だけでらなく、就職後も、人として磨き続けましょう!!
【学べは考えが変わる
考えが変われば言葉選びも変わる
言葉選びが変われば印象も変わる】
っていうことですね。
「自分磨き」って、一朝一夕には結果は出てこないから、時間もめちゃかかるし難しいけれど…諦めずに継続しましょう!
と、いいますところで、「声は人なり」の解説を終了といたします。
この後は、おまけコーナー。
【就活・雑談小ネタ】をご紹介しますので、時間に余裕がある方はお付き合いくださーい
※
おまけコーナーは…
元宝塚歌劇団、月組男役の貴千碧(たかちあお)さんのInstagramを見てドキッとしたお話。
こちらはPodcastを聴いた方だけのお楽しみといたしましょう。
※
最後までお聴きいただきありがとうございました!
何かアナウンサー就活に関して、疑問質問ありましたら、概要欄のリンク先、もしくはInstagramのコメント欄にお送りください。
可能な範囲で番組内にてお答えしていきます!
それでは、就活生の皆さん
一緒に前向きにがんばりましょう。