長いので箇条書きにしますね、登場人物別感想。


ネタバレOKな方、お暇つぶしにどうぞ。











    








登場人物別感想




ロレンシオ、鳳月杏さん


・“過去を隠した男”っていう設定だけでもミステリアスで色っぽくて…さらに周りから好かれる兄貴分でもあって、これからどんな展開があるのだろう?とわくわくした。


・一幕冒頭登場した瞬間からかっこいいのよ。軍服が似合うのはみんな知ってるよね、うんうん。

・脚が長い…長すぎる(定期)

・ひょんなことからとある計画に加担するロレンシオと、ゴメス・輝月ゆうまさん、アロンソ・蓮つかささんがとーーーってもテンポ良くコメディ芝居がお上手でこのお三方のシーンは非常に楽しい!安心安定の間合い。初日で完璧なコメディ芝居が出来上がっていたから、おそらく今後もっとテンポ良く更に笑いをとっていくと予想。

・説明セリフが多いのにサラリとやってのけるのはお見事でした。

・パトリシア・彩みちるさんとの会話や並びの雰囲気が予想よりも健全だった、笑。←笑の意味は月組ファンならわかるかな? 勝手にもっとドロドロ展開になるのかと思ってたらそこまで恋愛要素は色濃くなかったような。でも2人が惹かれ合うのはよく分かる。

・フィナーレの白と黒のスパニッシュ風衣装もとてもお似合いで映えるし、彩みちるさんとのデュエットは私にとって新鮮だったな。包容力があって素敵でした。



パトリシア、彩みちるさん


・貴族の奥方らしく優雅で美しくて可憐でした。デコルテ綺麗ー!二の腕ほっそいー!

・宝塚にありがちな “儚げで気弱で男性には何も言えない奥様” ではなく、堂々と…でも謙虚であり慈善事業だったり社会貢献に気持ちを寄せられる凛としたヒロインっていう役柄が彩さんに合っていたと思うの。

・ロレンシオがパトリシアに惚れる過程は (宝塚にしては珍しく) 細かく描かれてはいないけれど「立場、地位関係なくこの国をよりよくしたい!」という純粋な気持ちをもった者同士だからかな、と捉えたよ自分は。

・相変わらず、鬘もアクセサリーも靴もセンス抜群で宝塚観にきてるなーって気持ちを満たしてくれる娘役さんだわ。

・かわいいかわいい。



ゴメス、輝月ゆうまさん


・この方がいればお芝居も歌唱も安心安定。前作ギャツビーで絡みがなかった鳳月杏さんとのお芝居、とっても楽しい。観ている者をわくわくさせるのも、納得させるのも、本当にお上手。

・正直、最初良い人なのか悪い人なのかよくわからない謎の人物だったのですがあえてぼやかしていて、徐々に紐を解いていくように温かみを感じられるの…そんなん好きになっちゃうよねーっていう人物。

・冷静になって考えたらゴメスの計画と提案、結構トンチキ…というかバレたらやばいよね?!な発想でよく実行したなぁ?!コメディだからまぁいっか?!ってニマニマする。



マグダレーナ、白雪さち花さん


・まずは副組長デビューおめでとうございます。

・低音ボイスのバリキャリお姉さん役、白雪さんなら間違いないよねーと観ていたらやはり安心安定だった。個人的にキャピキャピした役よりも今回くらいに落ち着いた女性役が好き。

・新聞社で働き、女性の地位向上のため懸命に声をあげていくリーダーだからといってカタブツではなく、茶目っ気があるところもまた白雪さんらしくてよかった。



マルコス、千海華蘭さん


・ロレンシオはじめ、仲間たちが集う酒場の店主。陽気で料理上手で面倒見の良さそうなオヤジがご本人と重なって似合うし、若者からイジられてるお芝居も演技に見えないくらいこのカンパニーが和気藹々と楽しく作品や場面を創り上げてきたんだなって感じ取れる。

・酒場の場面、ソロもコーラスもあってコミカルなテンポ感だしほっこり気分で観ていられた。

・スペイン国内国外それぞれの時代背景を語りながら説明するのも大変だろうに、マルコス中心にわかりやすくポップに表現しているのはさすが。

・千海さんの中では過去一の濃い髭かもしれない??どうだろう。

・料理人といえばBADDYでシェフやってたなーーと思い出したのだけれど、ビジュアルも学年も違えば、やっぱり魅せ方も全然違うよねーと思うマルコスだった。 (作品が違うから当たり前なんですけどね)

・同期鳳月さんとの絡みが一幕わりと多いので、絶対中の人達楽しんでいるでしょうしファンの人たちも嬉しいだろうな。



アロンソ、蓮つかささん


・登場した時の印象と、喋り出した後のキャラクター描写が全然違うから笑った。あえてのあの登場シーンなのね。

・↑にも書いたように、鳳月さん、輝月さんと3人のお芝居時間が多くてそれがとーってもテンポ感良くって笑いが起きていた。シリアスかと思いきやどんどんコミカルに進んでいくから楽しかったなー!本当間合いがお上手。息ぴったりで今後ますます笑いの要素が増えていきそう。

・蓮さん本来の持ち味であろう「陽」の部分がうまく活かされた人物だったな。ゴメス同様、ストーリーが進むにつれて観客が好きになっていくキャラクターなのでは。



ミゲル、佳城葵さん


・何を演じてもお上手よねーと毎回感じる方で、今回もまたまた酒場を盛り上げてくれる巧者のひとり。

・会話の中からスペイン国内の情勢とか地域差の問題を伝えてくれる人物で、台詞回しがお上手だからすんなり理解、納得できるのはこの方だからこそだろうなぁ。



ブルーノ、英かおとさん


・ねぇねぇまたお痩せになりました?元々小顔なのにさらに小顔にみえて頭身バランスとは?!同じ人間ですか?!ってなる。

・ミゲル佳城さんや酒場の人たちと絡むお芝居がほとんどで、ちょっとお調子者で情熱的な若者がいきいきと場を盛り上げてた。

・キャリアと経歴から考えると、もっとストーリーの要となる役をやっても良さそうだけれど、これだけの役者が揃っていると難しいかしらね…。



アマンダ、桃歌雪さん


・実はアマンダではないもう一つの人物として2回登場する時に、はっと何か気付かせたり観る者に含みをもたせたり不思議な存在でその演じ方が個人的に印象に残ります。



フランシスコ、彩音星凪さん


・冒頭のフラメンコアレンジのナンバーかっこよかった!ダンスで作品のニュアンスを表現するのが本当にお上手。華がある。

・二幕から台詞も多く、ストーリーに大きく関わるのだけど彩音さん、今年は舞浜でもずっとダンサー枠だったからそろそろどっぷりお芝居に浸る役とかどーですかね?皆さんも観たくない?

 


セシリオ、彩海せらさん


・両親を亡くした恨みや悲しみを抱える青年が、この作品をどう動かしていくのか…二幕が待ち遠しかったかな。

・ソロ歌唱も2曲あって見せ場いっぱい。もうそんな学年なのねぇ。

・お芝居中、ところどころ月城さん風味を感じるのはなんででしょうか?台詞回しとか、表情とか…お顔そのものが似ていると言われているからか、雪組時代ともに過ごしているからか。そっくり…。





あとはねー

若手なのに位の高い役でのお芝居上手すぎる柊木絢斗さん

どの役も表情づくりがお上手、真弘蓮さん

ヴァイオリンでうまく笑いをおこす月乃だい亜さん

どこにいてもダンスでも目を引く天つ風朱李さん


以上、自己満足感想ブログでした。




…長くない??


こんな長文、ここまで読んでいただいた方ありがとうございます。

あなたに幸運が訪れるよう祈っております♡


チャオー!