昨日長文アメブロ記事書いたのに、保存し忘れました…。

がっくり。

が、負けない!
なぜなら月組公演感想をアウトプットしておきたい欲が止まらないので。

とはいえ文章にするの大変なので個々の人物感想は箇条書きにします。笑。
求められてはいないとは思いますが、コアな月組ファンやネタバレOKな方だけお読みください。


 


フィッツジェラルド作品


まず、早坂は原作小説を読んでいない(本当に文学部出身か?!)うえに
映画も見ていないです(あんなにディカプリオ主演で話題だったのに…)

今回の月組版を観劇後に、周りから色々と演出の違いや解釈違いを聞いたりSNSで検索したりはしました。

その上で…ひと言。

【登場人物の誰目線で観るかによって印象が変わる】

「どんなドラマも映画もアニメもそりゃそーだよ!」
って突っ込まれそうですが
この舞台は全くもって同じ作品とは思えないくらい誰目線で物語が見るかにより、感想が変わる……はず。

絡み合う人間模様と1920年代という時代が物語を色濃くしています。
いやーーー今の月組とおふたりの専科さんにシリアス作品ぴったりでした!
そういう意味で楽しかったです。


登場人物への個別感想


ジェイ・ギャツビー、月城かなとさん

・スーツ似合いすぎ。
・肩掛けコートにハットも似合いすぎ。
・ピンクのスーツに白い薔薇、1920年代のアメリカにこんな人いたんか?!麗しすぎんか?!
・上品でクラシカルな芸風の月城さんだからこそ、ストーカーに見えず5年前の恋を想い続ける純粋で深い愛が、尊く見える。
・月城さんて、こんなに情感たっぷりに歌う方でしたっけ?
・ギャツビー当たり役すぎませんかね。
・わざとらしさもなく、ナチュラルで、それでいて惹き込むお芝居をなさる月城さんのギャツビー、是非皆さんに観てほしい。


デイジー・ブキャナン、海乃美月さん

・悩みを抱える人妻の演技がお上手すぎませんか?
・登場してすぐ幸薄そうな女性なのがわかる。
・瀕死の白鳥、手の動き美しい。
・今作品でいっちばん心に刺さったのはデイジーの《女の子はバカになったほうがいい》のナンバー。
・親の言う通り、幸せのためにバカになろうと生きてみたのに、全く幸せを感じていない現状…この皮肉に既婚者の私色々とモヤモヤ考えたくなる。
・時代を超えて、一定数の女性や女の子にグサッとくるのでは。
・ゴルフ場面のお衣装も可愛い。
・最後のあの宝塚オリジナル場面、他人の不幸の上に成り立った“幸せな人生”を歩むデイジー…正気のない「目」が、さすがのお芝居。
・この作品のデイジー役、とっても難役なのでは?!


トム・ブキャナン、鳳月杏さん

・嫌な奴代表みたいな男。
・鳳月杏さんのトムなら、女が勝手に寄ってくるよねーといった納得の色気。
・この人と一緒にいると金銭的幸せは得られても女としては幸せになれない…っていうのが一瞬でわかるからそれを滲み出せるのが素晴らしい。
・さらに働かなくても贅沢な暮らしができる自由気ままなアメリカの上流階級なのに、なぜか憧れないんだよなぁあの人…的な絶妙なラインを演じられる鳳月さんの芝居力の凄さ。
・車を乗り換えるタイミングで女も乗り換えるあの演出…小池先生の計らいがリアリティありまくり。
・ギャツビーとトムの初対面場面、互いに凄みがあって素敵。
・鳳月さんファンを公言しているプロゴルファー成田美寿々さんのゴルフ場面感想が楽しみ。
・相変わらず脚が長い(毎度お馴染み)


ニック、風間柚乃さん

・一般人代表みたいな人物。
・初めて観劇する人はニック目線、ニックに寄り添って観るのが自然かな。ストーリーテラーではないもののその役割を果たしているポジション。
・安心安定の風間さんのお芝居。
・上流階級の人々、禁酒法を守らず欲望のままに生きる人々と出会う時の「きょどり方」がお上手。
・ニックが普通の人のはずなのに、周りが強烈な生き方をする人が多いのでまともさが際立ってとっても良い人に見える。
・人を家柄や見た目だけで判断しないニックが風間さんにぴったりすぎた。


ジョーダン、彩みちるさん

・ズバズバ物言う強気なアメリカ女性の役もお似合い。
・二幕、風間さんとのデュエットソングも良いコンビ感出ていて微笑ましく思う。
・ゴルフのスウィング綺麗。
・1920年代ファッションの着こなし、アクセサリーなども総じてかっこいいし彩さんらしさ全開。


マートル、天紫珠李さん

・配役の時プロゴルファージョーダン役の方が天紫さんに合ってるのでは?とか思ったがマートルも新しい天紫さんが観られて良かった。
・鳳月さんとの並びがゴージャスでビジュアルが華やか。
・心底トムに惚れきっているのがわかるけれど(どーせ自分なんて)っていう自信のなさも伝わる。




ここまで書いていて、自分なんだか偉そうだし長文すぎるね?!と自己ツッコミしつつもアメブロアップしちゃいます。

でもねでもね、これでも抑えた方なのよー!
もっと他の人物についても語りたいなぁ…と思ったらまた好き勝手な感想記事更新しますね。

ここまで長文読んでくださった方、ありがとうございました。