元雪組の早花まこ氏が連載スタートですって!

真ん中にいるスターさんはもちろんのこと
どんな端っこにいる下級生でも全力で輝きを発しているタカラジェンヌさんに胸が熱くなること、ありませんか?


文中の言葉を引用すると「スターではない人たち」である彼女の立場で表現するために何を考えて、どう経験を積み、闘っていたのかというのがわかる初回。
是非宝塚ファンの皆さんご一読を。

次回テーマは『早霧せいなさん』とのこと。
早花氏ならではの視点から宝塚愛溢れるコラムに今後も期待です。




マイコ(早花まこ氏)との出会いは高校生の時。
宝塚音楽学校の受験準備で通っていた都内のバレエ教室です。

当時から細くて華奢で折れてしまいそうなほどの身体なのに
宝塚トークとなるとやめられない止まらないパッション溢れる子でした。
何人か受験仲間はいたけれどすぐに仲良くなって励まし合っていた仲なのでマイコの現役活躍は眩しくもあり、羨ましくもあります。


こういう関係性の時、女のプライドから「羨ましい」って一般的に本人に言えないものですが
マイコには率直に「羨ましい」って言えました。
いやもちろん「じゃあ早坂は彼女のような深みのある演技ができるのか?」って問われたら答えられないですけれどね。
18年も宝塚の世界で活躍するって並大抵のことではないですし。


でもマイコはどんな想いも受け止めてくれる心の深さ・温かさがあるのと、共にバレエお稽古を頑張っていた青春の毎日もあるからポロッと本音が言えちゃうんですよね。



(↑写真撮る時だけマスク外しました)

去年、感染予防でオープンテラスの密にならないカフェでマスク会食をした時。


そういえば今日、宝塚音楽学校合格発表だったようです。
今年も新コロ対策で伝統の掲示板発表ではなくWeb上の合格発表だったそう。


私の合格者発表時の思い出といえば
「発表します!!」という本科生掛け声のあと掲示板がオープンになり、真っ先に目に入ったのが早花まこ氏の名前でした。(当時は受験番号ではなく本名掲載だったのよ)

自分の合否よりもマイコの合格を知り喜んだのと同時に
右隣にあると信じて疑わなかった私の名前が無く、絶望感に包まれて桜満開な花のみちを泣きながら走って帰った記憶は今も忘れられません。




ラストチャンスで合格出来なかった高校三年生の皆さんへ。
一時期は宝塚が嫌いになったり観劇もしなくなったりするかもしれませんが
私とマイコのような一度離れて一切連絡を取らなくても互いの道で頑張って生きて、後に良き関係性を紡ぐこともできますよ。

悔しい事も悲しい事も人生全ての経験が宝だと思える日がいつかは来るからね。
私は合格出来なかった皆さんを応援します。

「夢が叶わなかったら人生終わり」じゃないよ。