東北楽天、横浜DeNA、西武ライオンズと3球団で活躍された渡辺直人選手の引退試合日でした。


『一流の脇役になる』
厳しいプロの世界で生き残るため、必要とされるため、野村克也監督からもらった言葉だというエピソードを引退スピーチで披露していましたね。

色んな想いがあってか言葉に詰まりながら語っていたその眼は涙で光っていました。




スポーツ担当だった頃、取材中の渡辺直人選手で忘れられない出来事があった。
試合前、いつものように報道陣に囲まれて談笑していた故野村克也監督が突然、渡辺直人選手に激昂したのです。
もちろん理由があってこその叱咤激励。

その時の記事がありました、こちら2009年 【日刊スポーツの記事】をご一読ください。

ノムさんがあんなり声を荒げて怒鳴る姿を私は初めて目にしたのですが
「あえて報道陣の前で」指導するのは、それだけ当時の渡辺直人選手に期待を寄せていたからに違いないし
その監督の考えと思いをしっかり汲み取って、その日の試合奮起し、結果をだす渡辺直人選手がすごいなぁとその日の話題の的だった記憶があります。



さらに報道陣に対しては何を聞いても常に明るく真っ直ぐに答えてくれるのが渡辺直人選手という印象で
仙台放送の生放送スポーツ番組に出演していただいた時も「何でも答えますのでー!」と笑顔で打ち合わせ中に言ってくださったのが場を和ませ、番組担当として有り難かったなという思い出が鮮明に残っています。



(この画像は本日のものではありません。
いつかの練習取材中のもの。)


今日の引退試合でも4打数2安打の結果も残し守備でも貢献するその姿、かっこいいですよねぇ。
ヘッドスライディングも沸かしてくれました!

チームメイトに慕われ、ファンに愛され、報道陣に頼りにされた渡辺直人選手。
14年間お疲れ様でした!
今後も野球にぜひ携わっていただきたいですし、ご活躍をお祈り申し上げます。


あーー仙台行きたかったなぁ。
今日スタジアムに行けたファンの皆さん、羨ましい!!そして寒い中お疲れ様でした。