昨日また横浜中華街へ行ったのはこちら。
宝塚雪組観劇のためです。
この前の川崎、全国ツアーとは違ってこちらはKAAT公演『ハリウッド・ゴシップ』
若手俳優が、ハリウッドでいかに出世していくか、挫折と栄光、成功と引き換えに得たもの失ったもの。
いくつかテーマがある作品でしたが一番は「人としてどう生きるか」みたいなことかな。
それと「人はいくつかの顔をもつ」みたいなことも。
※
主演の彩風咲奈さんがスタイル抜群で、無名時代の一幕前半からスターオーラが半端なかったです。
脚が長い…。
スターになるため作法や見た目を磨き上げていくシーンが、彩風さんの魅力が発揮されていく過程が観られるのでワクワクしちゃいます。
そして本編も素敵なのですが、フィナーレの彩風さんも飾り無し黒燕尾を素敵に着こなしてとっても麗しいお姿でした。
対するハリウッドスターとして大成功を収め、先に売れっ子となっている彩凪翔さんもまた魅力存分に堪能できて素敵な役どころ。
二幕のシリアスな展開も見応えありました。
あ、舞台はじまる冒頭のスクリーン映像に映るドラキュラ風な彩凪さんもカッコいいです。
これから見る方は一瞬なのですが、是非ドラキュラ姿にご注目を。
雪組観劇の時はいつも楽しみにしている早花まこ氏。
観る前に友人達から「早花さん良いキャラしてるよー!面白いよー!」って聞いてたのです。
ですが、実際観たら憂いを醸し出すようなダイナーの女主人でした。
上級生で尚且つ彼女だからこそのキャラクターと間合いで笑いを誘っていましたけれど
ヒロインが語る女主人が、実は心優しい人物であることがわかって
ぶっきらぼうな物言いが “ ただ怖い人だから” というわけではないという点が演出家のこだわりかなと感じました。
あのダイナーには様々な「人生」があるしその要が女主人の「人生」なのだと感じさせるのがさすが彼女よね…。
見た目だけでは分からない「人はいくつかの顔(側面)をもつ」という人間そのものを、全登場人物通して表現しているのかなと思います。
あぁ、感想が長くなってしまう。
この辺でやめておきます、今回も楽しい舞台をありがとうね。
あー楽しかった!