「花びらーを開いてごらんよ…♫」
テーマソングがなかなか野口先生らしさ全開だなぁと仲間内で話題でした、宝塚版『花より男子』。
ちょっと前のことですが観劇の記録です。


想像通りだけれど想像以上に漫画の世界観そのままでした。
柚香光さんの道明寺司がイメージそのもので!
そして道明寺が殴る蹴る殴られるイライラするモジモジする戸惑う想いを寄せる…などなど柚香さんの表現が
男子高校生にしか見えなくってすごいなぁーリアル男子みたいだなーと見入っていたら3時間あっという間に過ぎていたという観劇タイムでした。


牧野つくし役の城妃美伶さん。
貧乏一家、雑草魂、庶民代表みたいな普段の城妃さんが演じる役とはかけ離れた役でしたけど、ものすごく可愛くて愛おしくてはつらつとしていて応援したくなるヒロイン。
私の中の今作品MVPです。
飛び蹴りも片手側転も上手かったなぁ。
でもデュエットダンスではちゃんと宝塚らしい可愛いさもあって素敵でした。

あと昨年末『蘭陵王』から気になる花組娘役・音くり寿さんの三条桜子役も怪演でしたねぇ。
いつ観てもお上手な若手さんだわ。

聖乃あすかさんの花沢類もスマートでかっこよくて全身真っ白なコーディネートをサラリとと着こなしていらして会場中がうっとりしているのが空気感で分かりました。


『はいからさんが通る』の時も漫画原作でその再現度の高さが話題でしたが、今回の『花より男子』も現代物学園ラブコメディ作品としてまた宝塚が新たなジャンルを開拓したのではないでしょうか。
2.5次元ぽさが強めだからクラシカルな宝塚ファンからすると好き嫌いは別れると思いますけれど。


私、6歳から女子校育ちなもので学校でのドキドキとか皆無でしたが共学出身の皆さんは十代の頃を懐かしく思い出しキュンキュンしながら観劇していたのかしら…。羨ましい。
でも柚香さんのような男子高校生、現実にはいないよなぁーなんて思いながら赤坂を後にしたのでした。
おしまい。