楽しかった長崎旅行日記です。
お時間ある方はお付き合いくださいませ。
長崎名物…と聞いて教えてもらったトルコライスとミルクセーキ。
大正時代から存在する老舗レストラン喫茶の【 ツル茶ん 】へ行きました。
友人はハンバーグ、私はステーキ。ボリューム満点でお腹パンパンでしたが美味しかったです。
食後のミルクセーキは優しいお味で、口中さっぱりしました。
答えは今回この船で行く…
海底炭鉱から採掘される石炭はとても良質で、船舶用燃料や製鉄用原料炭として製鉄・製鋼の分野の面で日本の近代化に大きく貢献したとのことです。
上の画像建物は、1916年日本は大平洋戦争中だというのに建てられた鉄筋コンクリートアパート。
軍艦島でした。
正式名称は『端島』。
運良く好天に恵まれて、波が穏やかな日でほとんど船も揺れず快適な40分の船旅でした。
本当にラッキー!
昨年7月に世界遺産となった軍艦島をこの目で見たいね、と二人の意見が一致して長崎旅行が決定したのです。
世界文化遺産に登録された軍艦島は、長崎港から南西約20kmの海上に浮かぶ面積6.5haほどの島。
しかしここで働く人たちは、毎日24時間体制で海の底で採掘作業をするため
今でいうホットヨガくらいの暑さがある地底で8時間労働していました。
中には事故で亡くなった方も…。
文字通り過酷な環境下、命がけで採掘作業をして、家族のため暮らしのため日本のため、働いていたわけですね。
【軍艦島コンシェルジュ】での上陸ツアーに申し込みまして、この日平日でしたが大勢の見学者がいました。
やはり世界遺産登録後人気の観光地になっているようです。
ガイドさんがとても分かりやすい解説をなさる方で、軍艦島の存在意義や人々の暮らしぶりなど、光と陰を短い時間ながらも学ぶことができました。
ね?すごい人数のツアー参加者でしょ?
皆、真剣にガイドさんのお話を聞いて中には涙ぐむ人も。
なんかこの軍艦島って、沢山の住民の方々の想いがつまった場所であり
廃墟と化した今も生活の一端が垣間見えるからこそ、なんとなく物悲しい雰囲気が漂っているように感じました。
決して悲しい島ではないのにね…。
この軍艦島に人が住んでいた頃は、活気に溢れていて、島内に住居も食堂も映画館もパチンコ屋もあって
子供達は島内の学校に通い、島民全員が家族のような絆で結ばれていたそうですよ。
人口密度の高さから
【一人になりたくても、この島ではなれなかった…】という元島民の証言が面白かったです。
今にも崩れそうな所は補強されていましたが、台風の影響などで年々荒れてしまうのだろうな。
でも世界遺産になると整備をしっかり出来るようになる良い点もあるのでしょうね。