11月22日。
いい夫婦の日。


Twitter 上でこんなハッシュタグ付きのツイートが話題になっていました。


これ、結論からいうと「CRAZY WEDDING 」というオリジナルウェディングを制作する会社のキャンペーンtweetだったんですけれど、かなりインパクトがある広告でけっこう拡散されていましたね。


ウェディング司会者としては反応せずにはいられませんでした。




「結婚式、披露宴は忖度だらけではないか?
ご祝儀三万円って誰が決めたの?
呼ばれる方もヘアセットやドレスの準備が大変。
セレモニーが嫌で仕方ない。
会社の上司、部下をどこまで呼べばよいの?
大安とか日取り気にしすぎでは? 」

などなどなど…。


#結婚式に自由を
のハッシュタグを見ると新郎新婦側も、呼ばれる側もストレスいっぱいなのだなぁと思いました。



そんなにストレス抱えるなら出席しなければいいのでは…?とも感じてしまいます。
【心からお祝いしたい人の結婚式だけ】、出席すれば良いじゃないですか。

キンコン西野さんのブログでも今回のPRに合わせて語られていますが、結婚式に疑問を抱くなら招待状をもらっても断ってよいのでは?
出席しない優しさもあると思いますよ。
(それが出来ないから、辛いんだ…という意見もありましたけれどね)




それと新郎新婦側の皆さんへ伝えたいのは、事務的なプランナーが嫌ならそうでない人を探せばよいし
持ち込み料が嫌ならそれがない会場を探せばよいですし
AI  のような司会者が嫌ならそうでないウェディング司会者を探せばよいだけのことです。
その手間は大変かもしれませんが、今の時代ネット上にも情報や評判が沢山ありますから頑張って探してみてください。



ウェディングの司会を務める立場の私から言いたいのは
『やりたい事、やりたくない事、それぞれ新郎新婦によって異なるので
そこをカップルでよく話し合い、明確にして、プランナーや司会者に伝えてください』という事です。




今回の「#結婚式に自由を」キャンペーンではこれまでの格式ばった結婚式を嫌う人たちの声があがっていますが
その「格式ばった結婚式をやりたい」ご夫婦も存在するのですよ。
それは、保守的な思考の人達だったり地域性によるものだったりお家柄的にだったり、理由は様々。


その方々を否定するのはどうかなぁ…と思います。
フリーダムな結婚式をやるのも自由。
古典的な結婚式をやるのも自由。

それで良いじゃないか。
と思うわけです。




と、私の考えを示した上で
これまで出会ったオリジナルウェディングご紹介しますね。(個人が特定されない範囲で)


招待状はウェブページ。
会費は電子マネー決済。
披露宴会場は、色々。(例、体育館、ハウススタジオ、会社)
座席は自由。(テーブルは決まっているが、どこに座るかは先に到着した人から好きなところに着席)
新郎新婦、入場がない。(ゲストをお出迎え形式)
ウェディングケーキ無し。
お色直し無し。
友人、同僚のスピーチ無し。
演出、一切無し(ゲストとの会話重視)
引き出物はウェブで申請。当日持ち帰り無し(自宅配送)


以上、私が出会ったオリジナルウェディングです。


さらにもっと自由なウェディングをという方は、そもそも着席ではなかったり
会場も屋形船とかクルージングとかリゾートビーチとか色々ですよね。


それと沖縄の披露宴に出席した時は、その土地ならではの文化があって面白かったですし、みーんな呑んで踊って大騒ぎして楽しかったです。




お金とか時間とか家族とか、相談しなければならない事沢山あるとは思いますが
それらを考慮して折り合いつけつつ、自分たちの理想のウェディングをカタチにできたら良いですね。

このブログを読んだ新郎新婦さんが、皆さん後悔なく幸せな思い出がつくれますように!!