一つの劇団が5組に分かれ、様々なジャンルの作品を常にどこかで上演していると
ファンという立場の私たちは、選択する楽しみがありますし
それぞれの世界観を堪能できるので有り難いものですねぇ。
世の中には無数のカンパニー、劇団がありますが結局、宝塚歌劇団を選んでる私です。笑。



まとめて観劇記録を残しておきます、自分のために。


全国ツアーに行きたい理由は、自分が高校生時代にどハマりした『誠の群像』ー新撰組流亡記ーが21年ぶりに、再演されると聞いたからです。
早花まこさんが出ているし、友人が応援している叶海世奈さんも出ているし。

というわけで私が行きやすいエリアとスケジュールとをにらめっこしたら、長野・上田公演がベストなので行ってきました。

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雪組トップスター望海風斗さんの「土方歳三」が凛々しくて重厚感があって、冒頭から新撰組隊士たちの麗しさにテンション上がります。
そして望海さんの抜群の歌唱力に、プロローグだけでも「あぁ上田まで来て良かったー!」って感激でした。
[武士としての誠]を貫く土方歳三を、ラストは涙ながらの熱演で心打たれます…。


私、相当21年前の星組さんが上演した初演時の『誠の群像』が印象に残っているみたいで、懐かしい台詞の数々に興奮しちゃいまして、嬉しかったな…。


マイコ(早花氏)の嫋やかな和物姿も久々に見られたし、あかりちゃん(叶海さん)の五稜郭場面で大事な台詞の見せ所も生で聞けたし
あー楽しかった!!満足!!

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⑵ 萌花ゆりあちゃんと 近藤英恵さん とで観劇した  宝塚バウホール公演『義経妖狐夢幻桜』 


朝美絢さんがバウホール単独初主演というとてもおめでたいこの作品…桜満開の舞台で、春にぴったりでした!
とにかく美しいヨシツネ!!
朝美さんファンにはたまらないであろう、その魅力を存分に堪能することのできる作品です。


冒頭から、舞台いっぱいの桜が目を楽しませてくれて、
美しい朝美さんがゴージャスな衣装をまとい、活き活きと演じられているヨシツネが見どころなのは間違いないのですが

この作品、言葉遊びのような「台詞」「歌詞」がとても面白くて耳を楽しませてくれます。


野田MAPのような含みをもたせた台詞の数々と、
劇団☆新感線のようなシリアスな中にも散りばめられた数々の笑いどころと
和風ファンタジー作品と聞いてはいましたが、コメディ要素もあったのが予想外でした。


『義経妖狐夢幻桜』には【常(つね)なき世界に常(つね)なる愛を】と副題があります。歌唱中にも出てくるのですよ。

さらに作中に、ヨシツネ(主人公)、ツネ(狐の化身)、「おキツネ様の言う通り〜♬」の掛け声、などと韻を踏むように登場して、かなり耳に残るので
この脚本は、演出家・谷貴也先生のセンスが表れているなぁと私は勝手に捉えておりました。


しかも、横文字台詞が沢山あるのもお客さんにとって分かりやすい上に、古くささを感じさせない製作者の意図を感じます。
ヨリトモ(永久輝せあさん)がまさか「ボス!」と家臣たちに呼ばれるとは思わなかったですし
「ウォーミングアップ」とか「ファミリー」とか横文字だらけ、笑。


これから観る方は、【日本によく似た国の、よく似た人々によるおとぎ話】という設定の『義経妖狐夢幻桜』ワールドに浸ってきてください。
宝塚作品の中でも、独特で新鮮さを感じる作品だと思います。

そして個性豊かなキャラクターの配役がお一人お一人とてもぴったりで、雪組さんの厚みを体感できました。
あー楽しかった!!悔いなし!!

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新大阪駅にてたこ焼きを。
帰る直前までとことん楽しむ!それが遠征。
お世話になった皆様、ありがとうございます!

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