今日は何の日?
宝塚月組東京公演の日。

またかよ!って突っ込んだそこの貴方、今日は浮かれてるからなんでもウェルカム。

親友鬼頭アナには「なんで同じ作品を何回も観劇するの?!」って冷静に突っ込まれます。

えへへ。
観たいから観る。それだけなんですけどね。
生の舞台は、その日その時しかない空間で作品を創り上げていく研ぎ澄まされた瞬間瞬間に魅了されていくわけです。



しかも今回はコメディ作品。
本日組長の憧花ゆりのさんが初日ご挨拶でも仰っていたように、その日その時によって新たな「笑い」が生まれるはず。



そして三銃士を元にした作品なので、マント、ブーツ、革手袋、レイピア(洋剣)を纏った男役さんたちの所作の美しさと身のこなしが素晴らしいこと。
さり気なく添えた手は、マントが綺麗に見えるように抑えてるのかな?とか細かい役者さんの個々のこだわり部分が気になってしまいます。



そして立ち回り、殺陣の激しさ!
舞台いっぱいに走り回り
結構長いことレイピアで闘い
時に小道具を投げたり受け止めたり
大勢のキャストが次から次へと殺陣を繰り広げられるので、見所満載です。
まさに冒険活劇!


ここから追記。
千秋楽近いので備忘録を。


今作品、ハマり役だなーと思う方がとても多いと感じるし、周りのファン友も皆そう言って楽しんでいる様子です。


ダルタニアン役の主演、珠城りょうさんは包容力、誠実さ、真っ直ぐな生き方、そして剣の腕はフランス1と言われた無敵のヒーローさを感じさせるオーラと演技でとっても役に合っていらっしゃっていて


(もうネタバレして良いよね?千秋楽近いし、笑)
太陽王ルイ14世だけれど本当は双子で産まれた女の子というルイーズ役の、トップ娘役愛希れいかさんは元男役ですから
声、歩き方、目配せなどの使い分けがさすが!で


三銃士の一人、世紀の色男・銃士隊アラミス役美弥るりかさんはレイピア持ってお得意?の流し目しただけで、客席からハートが見えそうなくらいな色気を振り撒いていて


同じく三銃士の一人、冷静沈着・アトス役宇月颯さんは剣の扱い方&魅せ方が
ダンスがお得意な宇月さんだからこそ可能なのであろう殺陣をしているとき、風のように軽やかで素晴らしくて


ルイ14世の乳母役夏月都さんが少ない台詞でも、目線や仕草で乳母としての温かさや王女様を必死で王子として支えてきた懐の深さを表現されていて


マザラン枢機卿の甥っ子、フィリップ様役紫門ゆりやさんは美しいイタリア貴族とはいうもののコミカルな表情や言動で笑いを誘っていらっしゃり
でもそれが如何にもウケ狙いではなく自然な流れなので、何度拝見しても笑ってしまうほどで


剣戟一座座長の奥さん、白雪さち花さんは、20年前拾った赤ちゃんを我が子のように育て、実はそれが本物の国王様(ルイーズと双子の兄弟)だったという人物なのですが
我が子同然に育てた子が国王様と知った時の、喜び(出生が明らかになる&家族の元へ戻れる)と戸惑い(もうこれまでのように共に暮らせなくなるだろう)という感情を
ものすごく繊細に、表情などで表現されていて


護衛隊・千海華蘭さんは極悪非道な悪役を目線や表情、佇まいで表現しつつそれがとても妖艶さも持ち合わせた個性的な役作りで
さらにこの物語のヒーロー・ダルタニアンや銃士隊との殺陣や立ち回りでは敵役として舞台上を縦横無尽に駆け回り大活躍です。


嗚呼、出演者全員の感想を書きたいくらいなのですがウザいから止めておこう…。





誰もが納得のハッピーエンドですし、ちょっとホロリときて温かく幸せな気持ちで劇場を後にできる作品だと思いますよ。
さすが小池修一郎先生!


あー楽しかった!

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二日連続で共に観劇の英恵先輩、笑。

あ、そうそう。
9/1は「レビュー記念日」ということでノベルティを観客全員がいただけました。

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