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もうすっかりフレンチミュージカル『アーサー王伝説』にハマりまして。



フレンチミュージカルらしい楽曲がどれも素敵なんですよ。
ケルト音楽って私は全然詳しくないのですが、ドラマチックで情緒的な曲がふんだんに使用されていて、頭に残ります。



下記に添付した、魔女で義理の姉モーガンとアーサー王の歌。
フランス版は公式にYouTubeアップしているのでリピートで何度も何度も聴けるから、余計に頭から離れないです。



 



アーサー王が歌うメインテーマソング的なこの楽曲も素敵。


↑これを歌う、宝塚版主演の珠城りょうさんがすっごく凛々しいお顔されてアーサー王とトップ就任の立場とが重なります。



素晴らしい楽曲と共に、 忘れてはならないこの作品では重要な【パントマイム】

やはりパントマイム素晴らしすぎます、月組さん。
開演してすぐの千海華蘭さん演じる魔術師マーリンの杖を使ったマイム…とある日に最前列で観劇していたのですが
杖がビクともせず、本当に魔法がかかったみたいで技術力の高さが素人ながらわかりました。いやーすごかった!



それと劇中狂言のシーン、皆さんカクカクとした人形劇的な動きで人間のそれではなく見えて…怖いくらい。

そして佳城葵さん、舞台にたった一人でパントマイム。2000人の心をマイムとアドリブで掴む芸達者な面を見せてくれました。
若手さんの新たな一面を観られると今後が益々楽しみになりますね。





 
神、魔法、魔術師、魔女…これらが登場するファンタジーの世界ってこれまで食わず嫌いで苦手でした。
だって魔法で何でも一瞬で解決できてしまうから。
人間の力だけではどうにもならないストーリーの映画とか、あまり好んで見られないのです。



でも今作品は魔術師や魔女でも操れない運命、宿命、人の苦悩・選択(ラスト、アーサー王が解き放つ場面)などが、うまいこと絡み合って
涙を誘う感動作に仕上がっておりました。






劇場で「実はアーサー王、観る予定なかったけれど、好評みたいだから来ちゃった!」という宝塚ファンの知人に二人お会いしたので
結構、月組ファンの感想を聞いて足を運ぶ方、いらっしゃるのではないでしょうか。



楽曲も素晴らしいし、パントマイムの振り付けが芝居中随所に登場して良いアクセントで面白いし、『アーサー王伝説』お勧めですよー!これから観たい方は梅田で10/28から上演されます。



東京千秋楽を運良く観られたので、大満足でした。
カーテンコールで魔術師マーリンに魔法をかけていただき、まだ夢から醒めません、笑。

月組さん、感動をありがとうございます。