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映画『グッドモーニングショー』

「立てこもり犯の要求は、朝のワイドショー司会者だった…」というCMのナレーションから予想どおりな展開でした。
とか言うと失礼かな?



でも中井貴一さん演じる実直なキャスター姿と番組プロデューサー役の時任三郎さんの言葉や番組への姿勢は、グッとくるものがあります。



テレビ関係者やマスコミ関係者からすると「生放送あるある」がぎゅっと詰まっていて面白いのと
「こんな展開あるわけないわー!」というツッコミができる映画です。
そういう意味ではコメディ要素が強い映画ですね。



「生放送あるある」は、例えば…

・予定していたニュースが変更になりオンエアされなくなったら原稿をバサバサと捨てていく場面とか(紙がもったいないけれど、仕方ないのです。他の原稿と混ざらないため。)

・報道番組と情報番組の対立関係とか(地方局でもあったから、キー局はかなり溝が深いのだろうなぁ…)

・ディレクターが自分のスクープや伝えたい時事ネタを番組責任者になんとしても番組冒頭にオンエアしてもらうよう売り込む場面とか(やはり番組冒頭のニュースが目立ちますから)


他にも沢山あるあるがありますが、番組の裏側が描かれているなぁと。
製作がフジテレビなので当然といえば当然ですが。



印象的なのは、濱田岳さんの存在感でしょうか。
私が個人的に好きだからかもしれませんが、濱田さんが演じるからこその言葉の重み、置かれた環境の苦しみが痛々しいほど説得力があると思います。

皆さん是非、映画館でご覧くださいませ。



ところで、映画『君の名は。』
未だに満員御礼なのはすごいですね。
映画館で『君の名は。』上映時間になると、大勢のお客さんがロビーにいて止まらない勢いを感じました。