広告業界では有名な「さとなおさん」は、阪神淡路大震災を経験された方で
地震の備え、地震発生直後どうしたらよいか、を簡潔にまとめていらっしゃるのでシェアします。



以下、さとなおさんTwitterより。

【今日は阪神大震災のあった日。体験者として古い記事2つどうぞ。





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私が去年書いた地震の備え一覧も加筆して再掲しておきます。
あくまでも個人的な意見ですので、該当しない方もいらっしゃるかもしれません、ご了承ください。




(読んでいる方を恐怖に陥れたいわけではありません。
あくまでもいつでも地震対策を!という意味でブログ書き続けますね)



3.11に東日本大震災を経験した身なので、メモ替わりに準備した方がよい物・事を書いておきます。



○水、食料
(買い込みすぎず、二週間ほど凌げるくらい。
大人だけなら水、乾麺、米くらいで生きていけると思うのですが
赤ちゃんやお子さんがいる家庭は、ミルクや味の付いたもの、離乳食など用意が必要らしいですね。
毎日そうめんやうどんでは、お子さんが飽きてしまうのだとか。

自衛隊やボランティア団体が援助に来てくれるまで凌げれば、支援物資などが届くと思われます。
安全が確認されたら、近所の学校や区役所、市役所などへ行ってみましょう。避難所となっていれば物資や食料を受け取れるはず。)



○防寒具
(春、秋、冬の夜は冷え込みますし、避難所暮らしになったらパーカーとかウィンドブレーカーとか、大きめのカーディガンなど羽織るものがあった方が何かと便利です。
避難先にて、見ず知らずの他人と大部屋で数日間過ごすことになるかもしれない時に、着るものなんてかまっていられなくても羽織るものがあればやり過ごせるかと。)



○トイレ用品
(しばらく断水するとトイレが流せず、排泄物が溜まり大変です。
猫の砂トイレとビニール袋とかを用意しておくと簡易トイレが作れて、便利らしいですよ。
今やホームセンターやスーパーに緊急時用簡易トイレ販売していますしね。)



○生理用品、子供用高齢者用オムツ
(支援物資が届くまで、入手しずらくなると思われます。
「生理用品ありませんか?」と避難所で大人に聞くのが恥ずかしくて言えず、苦労したと年頃の女の子が話していたのを聞いたことがあります。)



○懐中電灯、ローソク
(街が暗くなるだけで、不安になります。
灯りがともることが安心に繋がります。
あと停電中は、空き巣防止対策にも使えます。)



○電池
(懐中電灯はもちろん、ラジオを聴くためにも使えます)



○充電機器
(電池によって携帯電話が充電可能な機器があります。停電中に便利です)



○ガスボンベ
(電気、ガスが止まっている間はお湯が作れません。
ガスボンベと簡易コンロがあればお湯も、温かい料理も作れます。
さらに鍋と米さえあれば、白米が炊けます。)



○サランラップ
(断水中は食器が洗えません。
お皿、箸、フォークナイフなどしばらく洗えないまま再利用します。
3.11の後、避難所ではこの不衛生により病気になる方もいました。
特にお子さん、高齢者は注意ですね。

サランラップを皿代わりに使用し、使い捨てするとよい、と防災対策のプロがテレビで言っていました。
食事が熱くなければ、サランラップ越しに手づかみでおにぎりなど食べると、箸、スプーンなどを洗う水も節水できます)



○車のガソリン
(地震後、車でどこかへ避難しようと思ってもガソリンスタンドがしばらく閉鎖されます。
大地震であればあるほど、自衛隊、警察車両、消防車が優先されます。

緊急時のガソリン供給は、自家用車は後回しにされるので
普段からガソリンがメーターの半分以下にならないようにしておけば、ある程度の距離は運転可能かと。

知人は自家用車・トヨタのプリウスがたまたま3.11の時にガソリン満タンだったので
仙台から横浜まで、給油せず避難し実家へ子供を連れて避難したと言っていました。
燃費の良い車ってこういう災害時にも、便利なのですね。


注意: マンションやビルなど立体機械式駐車場の場合、停電中は車が出せません。
つまり車で避難したくても出来ない、といあ状況もあったようです。
この事実は3.11の時にも多大な影響を与えました。
電車もバスもタクシーも自家用車も使えない場合、どう行動するか?も考えた方が良さそうです)



○連絡方法
(家族と離ればなれの時に、どうやって連絡取り合うかを話し合ってみる。
今は電話より、LINEやFacebookの方が連絡取りやすいと思いますが
高齢者や幼いお子さんが離れた場所にいる場合、どう連絡をとるか?)




ざっとこのような感じでしょうか。
また思い出したら、追記していきます。

自分用メモでもあるので。

2016.3.11