《ファンドレイジング日本》のイベントに今回携わり、寄付がわりと身近なものだと感じるのは
私の場合、東日本大震災の影響です。
あの日宮城にいた者であれば、何かしたい、何かせねば、と考えたと思います。
忌まわしい天災であり、悲劇でした。
ただ、あの日からインターネット上でもリアルでも、募金、寄付、支援という言葉が飛び交っていたはずです。
日本はまだまだ寄付をする事、その行為が「特別」であり「日常ではない」といいます。
なんか良い人ぶっているイメージ…
何をしていいのか分からない…
周りの友人、家族、誰も寄付とかした事がない…
寄付大国アメリカ、イギリスと比べると顕著とのことでした。
3.11直後のように、必要としている人や団体に支援する事が日常となり
より良い社会になるといいな、と思いました。
そして、今回学んだことの一つは
《寄付を求めることは恥ではない》という願念。
3.11以降のボランティア団体やNPOなどが「資金集めが大変。とにかくお金が必要」と嘆くものの
「寄付を募るだなんて、恥ではないかしら。バッシングされないかしら。」と
腰がひける人たちの声を結構聞いてきました。
ただ、一般社団法人ジャパンギビング の佐藤大吾代表理事がセッションにて
『何も恥じることではない、必要であれば堂々と寄付を募っていいんだ』と力強く語っていました。
そしてイギリスでは、ほとんどのマラソン大会が何かしらのファンドレイジングが関わって開催されているそうです。
「走って応援、走って寄付集め」
前向きに捉えた寄付や、支援という考え方はなんだか気持ちの良いものです。
ちなみにジャパンギビングによって、今日2/15に 京都大学山中教授が、iPS細胞研究の資金集めのために京都マラソンに挑戦 されているはずです。
山中教授は、もともと走ることがお好きで喜んで走ることにチャレンジされているそうですよ。
日本ファンドレイジング協会のスタッフの皆様にお世話になり、大変勉強になる二日間でした。
ありがとうございます。
クロージングセッションにて、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会 の広報課長・鎌倉幸子さんの
「今日学んだとこと、行動しようと思ったことを【忘れないで】ほしい!」
この言葉どおり、学んで満足しているだけではダメですね。
どこか共感した団体や人に支援しようと思います。
最後にファンドレイジング日本2015の大賞と特別賞受賞の団体を掲載しておきます。