東北に想いを寄せる方にお勧めの本。
あります。
- 復興グルメ旅/日経BP社
- ¥1,365
- Amazon.co.jp
広告業界で有名な、さとなおさんが前文を書いていらっしゃって
それが、早坂にとって大きく頷ける内容です。
さとなおさん公式HP
http://www.satonao.com/archives/2013/06/post_3529.html
「支援」とか
「ボランティア」という言葉って
分かりやすいので、私もこのブログに使用しますが
同じ人間として「やってあげてる」、「やってもらってる」
というような、上下関係ができてしまうようで、私もいずい気持ちでいっぱい。
そう、いずい!
※・・・「いずい」は、仙台弁で「なんだかしっくりこないな・・・・」みたいな意味です。
さとなおさんも下記のように書いていていらっしゃいます。
(以下引用)
支援とかボランティアとかいう言葉がそこにかぶさった途端、なんか居心地悪くなる。
支援なんて偉そうだし、ボランティアって柄でもない。そんなことを言う友人はまわりにゴマンといる。わかる。
そんなお題目はどうでもよくて、たとえば東北のおいしいものを食べて、満腹になって、栄養にもなって、お肌つやつやになって、結果的に応援にもなる。それでいいと思う。
とにかく東北に行ってわいわいゲラゲラ食べて帰ってくる。それだけでいいと思う。
そう、東北に旅行して美味しいもの食べて、満腹になり、ゲラゲラ笑って
それが、東北・被災地の観光収入につながればよいんじゃないの?!
「支援」っていずいなぁ・・・という気持ちを代弁して下さって、スッキリしたわけです。
※・・・さとなおさん実際にはお会いしたことがないのですが
勝手に共感、すみません。
ぜひ、「復興グルメ旅」、に共感していただけるのなら
是非とも、この本と共に旅行してみてはいかがでしょうか?
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ちょっと、派生したことを書きますね。
ボランティアと、被災地(とあえて書きます)の方との関係について。
実際、宮城の沿岸部の仮設住宅に暮らす方にお話を聞いた時
「正直・・・もう今はね、ボランティアさんに、【ありがとう!】を言い疲れている人もいるんだよ。
有難いことなんだけどね・・・」
とこぼす人に出会いました。
これは、震災から1年半が経過した時期のこと。
宮城のために!復興の為に!
と動いてくれる人に、被災地の方々は
感謝の気持ちで、いっぱい。
でも、毎回毎回、毎日、毎秒、100%の笑顔で
「ありがとうね!助かったよ!またきてね!」
と言い続けることに、疲れちゃう人もいるとのことです。
別の方は
「やっと丸一日お休みだ・・・と思ったら
被災地支援の団体さんが急遽来るから、応対しないと」
と、まるで分刻みでスケジュールが組まれている女優さん並みに多忙な方もいらっしゃるわけです。
こういう被災地の現状をブログに書くと
「物や、金、気持ちを東北に支援してるんだから、お礼ぐらい言えばいいのに」
「世界中から支援してもらってるんでしょ?いーじゃん」
と本気で言う人が、世の中には存在するんです・・・。
本当に残念。
ですから、「復興グルメ旅」のさとなおさんのようなテンションで
「支援しにきました!」
と与える立場と、与えてもらう立場、をわざわざわけるようなことを言うのではなくて
「遊びにきました!」
で良いと思うのですよ。
【お互い様】、の精神を、忘れず生きたいものです。