前回からの続きです。

 


話が少し戻りますが、8歳を過ぎる(個人差があり10歳という説の人もいる)と顕在意識が出てきて防御膜ができてきます。

 

そうなると自分への批判があっても、素直に受け入れずに「友達がこう言ったけど、おかしいのは向こうではないか?」などの判断や善悪の判断などができるようになって行きます。

 

この時期以降は子供が本人らしく生きられるように、親が先まわりせず「何か言ってきたら、しっかり聞いてあげる。必要な時は手を差し伸べる」というなるべく見守る姿勢でいいのかなと思います。

 

あとは「人前で謙遜も含め、子供を悪く言わない」こと「子供は親の所有物ではない」ことを意識することも大切かなと思います。

 

親としては子供に、つい転ばぬ先の杖を出してあげたくなります。いつも親が先まわりして杖を出しすぎていると「転び方を知らない大人になる」可能性が高くなり、大怪我することにことにつながります。

 

私の場合は、上の子を少し過保護に育ててしまったことを反省しています。渦中にいると自分の子育て状況を客観的に見る余裕がなかったりします。

 

それには時々「過保護にしていないか」など自分へ問いかけて確認する機会を持つのが一番だと思います。

 

一生、子供に付き添って世話をしてあげられる訳ではないので、(助けてあげたくなりますが)なるべく小さな失敗を経験させてあげた方が良いと思います。

 

転び方を知っていれば、転んでも自分ですぐに立ち上がれるからです。

 

そして良かれと思って「親の価値観を押し付けてしまう」のも結局、本人が自分のやりたいことよりも、親の期待に沿う人生を歩ませてしまうことにつながります。

 

子育ての最終段階は、高校を卒業する時の進路だと思いますが、苦労させたくない思いがあるからこそ保守的になってしまう親が多いと思います。

 

子供が自分の所有物のような感覚があると尚更、親の希望を押し付けたくなったりする時です。

 

次回に続きます。