「か」の妖怪 | makijackの場所

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「か」の妖怪には、川に関するものが多いみたいです。

でも今日紹介する中にはいないけど。

「か」の妖怪、あと3回くらい続くかな。




影女(かげおんな)
男所帯の家に棲みつく女の影。
何のためにいるんだろうなぁ。その家に入ってきてなんかするわけでもなく影だけなのですよ。



片脚上﨟(かたあしじょうろう)
難しい漢字だわ。意味も想像できない。
でも内容を読んでみたら複雑な妖怪ぢゃなかったよ。
紙緒(紙の鼻緒)の草履を履いている人の片脚を奪ったり、狩人の獲物を奪ったりするそうだよ。
愛知県南設楽郡に残る伝説らしいです。
山の神は1本足の片足神という信仰が各地にあるそうなのでそういうところから山への畏敬の念から生まれたのかなぁ。


画霊(がれい)
屏風や巻物などの画に魂が宿ったもの。
雑にしまわれたままの画から女が現れたという話が残っているそうだよ。
画を大切にしてくれと伝えたかったらしく、大切に修繕して保管したら画から出てくることもなくなったそうです。
妖怪の話には器物が化けたものとか、ものを大切にするよう戒める話とか多いですね。おいらも気をつけよう。



隠れ里(かくれざと)
陸にある竜宮城みたいなお話だなぁ。要点をかいつまんでみるね。
東北で貧しい男が畑仕事してたら、木陰から女が手招きする。その女の言うことにゃ「あなたと私は夫婦になる運命です。私の家に来てください」とのこと。
男には妻子があったが、女の美しさについていってみると、なんともうつくしいところ。これが隠れ里。
男は美しい里で美しい女とついつい過ごしてたら2・3ヶ月経ってしまった。妻子が心配だと言うと、女は「富貴な運を授けておいたから大丈夫」という。
でも気になって男は妻子の家に帰ろうとすると「ココに来た事は秘密」という条件で帰してくれた。そっと男が妻子の待つ自分の家に帰るとなんと自分の法事をしている。なんと2・3ヶ月しか経ってないと思ってたけど3年も経ってました!
こっそり見てたけど、妻にみつかり嘘を通せず本当のことを言ってしまったら、元の貧乏に戻り一気に年を取りつまらぬ生活を送ったとのこと。



あぁ、ステキで平和な隠れ里でぼんやり暮らしたい(爆)

では、また妖怪ネタで会いまひょ。