4日ほど休んでましたが、妖怪ネタ再開します。
「お」の妖怪はこれでおわります!
オボ(おぼ)
足に絡まって歩けなくする妖怪。利根川のほうに出たそうだよ。
イタチが化けたものだとか。
あと、赤子のような鳴き声を聞いたという話もあるよ。
同じオボでも、新潟では墓を暴き死人の脳みそを食う怪獣というからこっちは怖いね。
おいがかり
歩いていると後ろから急におぶさってくる妖怪。
広島県に現れたらしいです。
本に載っている絵はかよわい幽霊みたいな姿だけど、突然おぶさってきたらこれでも吃驚。
鬼火(おにび)
火の玉みたいなものみたい。鬼火が出て幽霊の登場と言う話も。
沖縄では火魂(ひだま)と言われるそうで、鳥みたいに飛び回るとか。それを追い払うために屋根にシーサーがいるんだって。
なるほど。
大蜘蛛(おおぐも)
長野県に残るお話はこんなの。
母と息子の2人暮らしの家があって、ある日息子が病になり「蜘蛛がくる、蜘蛛がくる」と悶え苦しむので、母は蜘蛛を見つけて踏み殺そうとするけれど見えない。
神主に祈祷してもらったり札を戸口に貼ったりしていたら、子を思う念が通じ蜘蛛が見えるようになった。そして褥の下に潜んでいた大蜘蛛を押さえつけた。
でも大蜘蛛の力は強く、母親は蜘蛛の糸で縛られてしまった。人々が斧などを持って助けに来てくれて大蜘蛛を退治することが出来た。
息子は快方に向かったけれど、長いこと大蜘蛛に血を吸われていたので暫くは杖なしで歩くことも出来なかったそうです。
大旅淵の蛇神(おおたびぶちのじゃしん)
土佐にある川に大旅淵という深い淵があって、そこに蛇神が棲むといわれ、宝物を入れないと暴れて暴風雨を起こすんだって。
あといっぱい魚がつれたと思ったのに、帰宅してみてみるとびくの中には木の葉しか入ってなかったという話も。
他には、その淵で鵜飼をしようと鵜を放したら、鵜が水中から戻ってこない。水中にもぐってみると殿閣があって美しい女神の元にその鵜が止まっていた。鵜飼をしようとしたことを詫びて逃げ帰ったそうです。
すごいのはね、ある力士が帰り道に大蛇が横たわってて邪魔だからと松を引き抜いて蛇を叩いて退かせた。その後夜な夜な蛇神が枕元に立ち苦悶を訴える。そのうちに力士は悶え苦しみ死んだ。体には蛇のうろこのようなものが生えていたそうです。
妖怪ネタ、まだまだ続きます。
懲りずによろしくです!