今から約10年前、

無類の大福好きが高じて、


当時出版していたエッセイ本にも、



大福話と、



大福レシピを載せてました。

幼い頃は大嫌いだった大福が、
大人になってから大好きになり、
以来、
全国の大福を食べ歩いたり、
自分でもよく作ってました。

また、


毎年の今頃は、
私のお店で必ず「苺大福」を作っていたので、
そろそろ作らなきゃなぁと思っていた矢先、、、



札幌『水車』さんの大福に出逢ったんです。

住所を見ると、
「手稲区稲本町」でしたが、
とてもお米と縁がありそうな地名ですね。



私の大好物の「蓬入り草餅」も、

蓬を蒸して作るところから手作業で、

お店一番のウリという「黒豆大福」も、

黒豆を炊くところからお手製とのこと。



↑この大福越しに写ってる作者の加藤さんがおっしゃってましたが、



作り手さんとテレビ電話しながら大福をかぶりついたのは、
生まれて初めてです。



粒あんも甘さがかなり穏やかで、
朝ごはんにも、10時のおやつにも、お昼ごはんにも、15時のおやつにも、夜ごはんにも、
さらには夜食としても最適な大福なんです。

作り手さんの個性や人柄も乗り移ってます。

つまり、
その時の加藤さんのメンタルやコンディションがそのままこの大福に表れているということです。


改めて、
やっぱり私は大福が好きなんだと実感させられたら大福でしたが、
まさに「小さくても大きな福が宿る大福」です。



最近出版した「大切な人と大切な自分に贈りたい365日の愛言葉」のタイトル同様、

大切な人と大切な自分に贈りたい大福なので、

長年愛され続けているんでしょうね。。。


ただ、
食べものは、
いくら精魂込めて作った愛ある美味しいものでも、
食べたらあっという間に消えていきます。

よく考えると儚いですが、
でもだからこそ、
一食一食を大切に感謝して頂きたいですね。


光栄なことに、



お世話になってる方々から、
私の新刊に対して、
ありがたいお言葉を頂きましたが、


キテレツなことばかり言ってないで、
お節介により磨きをかけて、
『水車』さんの大福みたいに良縁を結んでいけたらなぁと思ってます。


皆様、
これからも弾力ある大福のように粘り強く末永く宜しくお願い致します。

そして、
人生に無駄は必要不可欠ですね。

その無駄が、
小さくても大きな福を呼びますから。