まさに、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20200614/23/makiegg/92/a0/j/o1080129314774289389.jpg?caw=800)
Seeing is believing.
という言葉が相応しい『SECRETO』さん。
言葉ではうまく伝えられないですが、
いわゆる「ワクワク・美味しい・楽しい・臨場感」が揃った予約困難店というだけでなく、
人間育成とか、
本質とか、
逞しさとか、
懐かしさとか、
なんかそのあたりがジワジワ伝わってきて、
単なる話題の人気レストランという感じがしないんですよね。
道徳と飲食の真髄を学べる学校でしょうか。
私自身を見つめ直すきっかけにもなりました。。。
席に着いて、
幕が降りるまで、
温かさが全身を巡り、
時々、
歌いたくなるBGMも流れてきて、
たまーに、うちのお店と同じBGMが耳に入ると、
尚更嬉しくなってましたが、
お肉達と、
それは、私達人間だけでなく、
食材やドリンクも同じで、
想像もしないで生きてきたはずです。
思ってもみなかったでしょうし、
度肝を抜かれてたと思います(^^)
また、
小さなフレンチトーストにかけられて、
未来予想図にはなかったでしょうね。
しかし、
こんな素晴らしい心ある料理人に調理されるなんて、
相当幸せな人生、や、フォアグラ生です。
ちなみに、
このフォアグラフレンチトースト、
日本酒があと1合は飲みたかったです笑
脂身も最強に美味しく、
噛んでも噛んでも旨味が衰えず、
今回は、
仕事の合間だから、
ノンアルコールにしようと思ってたのに、
気づけば、
日本酒とか、
まぁそれは、
料理が求めてたから仕方ないということにして笑、
妙に懐かしさと故郷が頭の中を過ぎりながら、
このパンにせよ、
バケットにせよ、
その前に登場してたパンにせよ、
藪中シェフの理想を叶えるような「パンデフィロゾフ」パンでした。。。
能登の鰆も、
理想的な火入れ具合いでしたが、
サザエの殻に入ったソースを、
彩紫芋とアスパラめがけて、
鰆には触らないように(笑)注いで、
それぞれの個性をしっかり味わいましたが、
サバのいしるや春菊も縁の下の力持ちとなり、
バランス完璧すぎて、
やんなっちゃうぐらいでした(^^)
このナイフも持って帰りたいほど(笑)素敵で、
「ナイフ下さい」って言いかけちゃいました笑
まるで軽いトリュフシェイクみたいなテクスチャーで、
この土鍋ご飯を味わっていると、
日本料理屋さんにいる気分でした(^^)
が、
秘密にしたいけど、
大切な人には伝えたい美味しさとなって、
喉をすーっと通っていきました。
目の前の舞台で仕上げられたフレッシュハーブティと、
最後の最後に登場した儚い「吐息」という名の秘密のお菓子で幕を閉じましたが、藪中シェフがモテる理由もよーく分かったところで、
SECRETOというネーム入りスプーンを頂いて、
スプーンおばさんになった思いで笑、
名残惜しくも席を立ち、
通路の壁にサインを描かせて頂きましたが、
自分の名前なのに、漢字を間違えました…苦笑
秘密のBARもできたそうなので、
BARにお邪魔した時に描き直したいです^_^
それにしても、
こんな長文ブログを書いたのは、いつ振りかなってほど、
長くなってしまいましたが、、、
それだけ感銘を受けたということです。
約20年、世界を食べ歩き、
ハッとするレストランに出逢いつつ、
自身のお店を経営し、現場に立ってきた私ですが、
自分の甘さを痛感した2時間半でした。
もちろん感動と感激も充満して、
明日の糧や生きる喜びにも繋がりましたが、
私が飲食店をやっちゃダメかもと思わされたというか…。
レストランのスタイルには、正解も不正解もないけど、
藪中シェフみたいな方がヒーローとなり、
スーパースターとなり、
これからの日本料理界を盛り上げていく若き料理人の憧れとなるべきだなぁと。
もしこれから料理の世界を本気で志す人がいたら、
間違いなく、真っ先に『SECRETO』さんで、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20200614/23/makiegg/92/a0/j/o1080129314774289389.jpg?caw=800)
目一杯のありがとうを贈ります。