先日行われた「エバートロン50周年記念会」で、
米澤シェフのお料理を食べられなかったことにガッカリして数日後。
そーいえば、米澤シェフの新店『ザ・バーン』さんにまだ行けてなかったと気づき、
伺ってきました。
100席近くある大箱レストランには、
国境をこえたスタッフさんも多く、
適度に中途半端な英語で会話してましたが、
ルー大柴みたいでした(笑)
英語がわりと話せた若かりし頃の自分はどこに行ったんだと思いながら、
お店の看板でもある炭焼き料理や、
エイジングビーフや、
イベリコちゃん達を眺め、
英語で全てを表現してみようと思い立ったのですが、
出だしからつまずき、
のっけから断念してました(笑)
気を取り直して(?)、
ドリンクメニューからページをめくると、
大好きな日本酒(純米吟醸が特に好きなんです)や、
大好きな「ファーニエンテ」まであり、
どちらも飲みたいなぁと思ったのですが、、、
結局、最後の最後まで、
どちらも飲んでませんでした(笑)
お財布と相談した結果、
リーズナブルな南オーストラリアの赤ワインにしちゃってましたが、
これがまた美味しいなんのって。
うちのお店でも仕入れたくなってましたが、
そのワインに合わせて、
アミューズの「ひよこ豆フライ」&「バケット」からのスタートでした。
そして、
チョイスした「ケールサラダ」と、
「マッシュルームのカルパッチョ仕立て」も、
さっぱりなのに、
合わせ技の妙から、
とてもコクがあり、
鰯の鮮度や身質は女子高生並みで(笑)、
憧れちゃいました。。。
その後、
メニューから私が気になった野菜を色々盛り合わせ下さって、
この3倍食べたいなぁ。。。と、
お腹の底で叫んで、
瞬く間に食べ終えたところで、
とげとげしいカサゴ君、
手にちくちく刺さって、
なかなか手ごわい暴れん坊将軍でした(笑)
この後、
ガツンとお肉も食べたかったのですが、
スタッフさんから、
「メニューには載ってないけど、もの凄い新潟の舞茸がある」とのことで、
見せて下さったのが、
この巨大舞茸。
これは食べないわけにはいかないと、
迷う余地なくオーダーしましたが、
これぞ「ザ・バーン」と言わんばかりに、
舞茸マウンテン状態でした(笑)
見た目もかなりワイルドなフリットで、
なかなかパンチの利いたタヒニペーストやスパイスと合わせて頂きましたが、
炭酸水入りの衣のおかげか、
周りサックサク、
中身しっとりじゅわ~の言葉も出ないほどの逸品でした。
赤ワインのボトルも空っぽになったので、
お肉は次回のお楽しみにとっておくことにして、
食べないつもりだったデザートをすんなり注文してました(笑)
でも、
大好物の「無花果」をのせた「甘酒ソルベ入りパフェ」だったのと、
無花果をたっぷりのせて頂いたので、
後悔ゼロでした。
それにしても、
ダイナミックな料理の中に光る繊細さと、
上がる空気感を備えた店内は、
ゲストも燃えるはずです。
また、
食材・料理・飲物・スタッフ等、
全てにおいて国境をこえた世界観を持ち、
且つ、
随所に散りばめられたユニークなスパイス使いも圧巻です。
真の優しさを秘めた真の強さに気付くレストランだなぁと思います。
米澤シェフ、
遅ればせながら、
オープンおめでとうございました。
改めて、
このご縁に感謝です。