随分前からですが、
とろ～んとした流れ出した卵が好きでたまらないんですよね。
上の写真は、
このコロッケにナイフフォークを入れたものでしたが、
卵黄が割れる前はこんなんです。
因みにこれ、
シェフがしゃかしゃかトリュフを削って下さって完成です。
パンにのせても最高でした。。。
しかも、
このパンがまた感動ものなんです。。。
焼き立てホヤホヤのブリオッシュが運ばれてくると、
手袋をはめたパティシエさんが半分に割って下さるのですが、
香りからしてうっとりしちゃいました。
半分にちぎられたブリオッシュは、
何とも清らかなバターナイフとトレーにのせられましたが、
キューブ型のバターにナイフが置かれたスタイル、
何だか妙に惹かれました。
家でもやってみようと思います(苦笑)
それにしてもふっかふかのブリオッシュ、
これだけでも食べにきたいぐらいです。。。
ちょっと順序が行ったり来たりしてしまいましたが、、、
『ローブ』さん、
まずはこのオブジェが迎えてくれますが、
店名の「L'aube」とは、
始まりや夜明け、誕生を表すフランス語で、
自然が創造した美しさと、人が創造した美しさの絶妙なハーモニーを生み出すこと。
その瞬間にしか存在しない美味しさを創り続けること。
ここから物語が始まり、
そんな想いを込めて名付けられたそうです。
オープンキッチンを眺めつつ、
「西瓜ジュース」と、
「ミニバジルとパルミジャーノがのったお米とイカ墨のサブレ」
「色々ハーブのソルベ」
「牡蠣エキスのムース（レタスが敷かれてました）」のアミューズからはじまり、
数種のグラスワインからお料理に合うものを頂き、
うちのお店にも、こちらぐらい素敵なワイングラスや、
オリジナルグラス（野菜のデザインが刻まれたグラスでした）があったらなぁと羨ましくなりながら(苦笑)、
お料理一品目「鎌倉野菜のサラダ仕立て」のご登場でした。
ハーブもさることながら、
器も、土に見立てた演出も美しい一皿でした。
続く「ガチョウのフォアグラ＆無花果」には、
パンデエピスや大葉がたっぷりフォアグラに合わせられ、
黒無花果も合わせてありました。
「ヤリイカ 玉葱」には、
キャラメリゼされた玉葱と玉葱の根っこが、
甲殻類のソースと共に連れ添ってました。
「仔羊鞍下肉」には、
またまたシェフ自らソースを注いで下さり、
こんな具合に着地でしたが、
びっくり、
浅利が仔羊と共存してたんです。。。
旨み豊富な共演ですが、
シェフ曰く、
魚介料理とお肉料理を繋ぐ料理とのこと。
なるほど面白いです。。。
この橋渡し的コンビを、
クローバーが見守ってましたが、
そういえば今、
うちの店では、
四葉のクローバーに見立てたお料理を出してます。
さらに、
ラギオールのナイフとフォークも使ってますが、、、
こちらもメインのお肉料理には、
これらのラギオールナイフでした。
目新しいパプリカデザインのナイフを選び、
「夏鹿 コールジュ」を頂きましたが、
ここでも、
その場でシェフがソースをかけて下さいました。
食べる直前に仕上げるのがベストだと。
おっしゃる通りです。
因みに、
蝦夷鹿のロースと、
ばら肉には、
「クールジュ」という南瓜の一種と、
南瓜の種入りサブレも添えてありましたが、
これ、
私の故郷（出雲）でも作られているんです。
なので、
今の時期はよく実家から送られてくるのですが、
まさか東京でも出逢えるなんて、
なんだか妙にしみじみしてしまいました。。。
しかし、
鹿もしかと美味しかったです(笑)
ここで、
膝掛けナプキンが替えられて、
アヴァンデセールの「パイナップル＆ココナッツ」が運ばれてきました。
日本ハーブの穂紫蘇もナイスアシストでしたが、
「夏夏夏夏ココナッツ」って歌い出したくなるラインナップです。
そして、
グランデセールは、
なななななんと、
「ごちそうさま」ならぬ
「ごちそうなす」でした。。。
茄子のクリームと茄子のチップスに、
タピオカ粉入りショコラケーキ・オリーブがチームとなり、
何ともユニークなデセールでしたが、
食後におススメされたのは、水出しコーヒーという、
これまた愉快な〆ドリンクでした。
エチオピアの深入り豆でしたが、
とても美味しく、
一気に飲み干してしまったので、
お代わりしちゃいましたが、
カップまで惚れ惚れしちゃうんです。。。
器ってズルいです^^;
と思っていると、
アクセサリーボックスのようなものが目の前に。
4種のショコラ（ミント・オリーブオイル・キャラメル・紅茶）でした。
夫婦夫婦みたいなコーヒーとショコラでフィニッシュでしたが、
改めまして、
『ローブ』様、今橋シェフ様、お誕生日おめでとうございました。
これからも清く正しく美しく輝き続けて下さいね。
美味しい物語を期待してます。
Je vous remercie beaucoup.
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