菖蒲の節句には、
菖蒲湯に入ったり、
菖蒲や蓬を軒に吊るして無病息災を願いますが、
西麻布『ナカヒガシ』さんでは、
最初に出されたおしぼりに菖蒲が潜んでました。
その後、
2度取り替えられたおしぼりには、
こんなおしぼりの演出は初めてでしたが、
前菜にも、「菖蒲」と「蓬」が組み込んでありました。
しかも、
「生で食べられる空豆」や、
「おからで作られた鯖寿司」、
「猪の生春巻き」、
「兜に見立てたアンズダケの揚げ春巻き」とか、
日本歳時記の盛り合わせです。
と思ってたら、
が、
中身はお団子ではなく、
モッツァレラチーズ。
やはりイタリアンですね。
ちなみに、
ドリンクは、
お水のペアリングもあり、
スペインでハマった「VICHY CATALAN」、
京都の『なかひがし』さんを思い出しながら、
大将の息子さんはどんな方なのかなぁと、
ワクワクしながら一品目を待っていると、
この笑顔で、
春野菜を運んできてくれました。
店名のエルバ=草がテーマとのことで、
余計なものは一切加えず、
大地そのものと言いますか、
素材の味オンリーのスターターでした。
この後に、
端午の節句に因んだ前菜の盛り合わせが登場し、
「生ハムとオオカミトマト」を挟むと、
※すこぶるあまーいトマトでした。
中東シェフが目の前で「ミネストローネ」を作り始めて下さいました。
スペルト小麦や旬野菜(空豆や絹さやも)に、
チーズ入りブイヨンが注がれて、
完成です。
「鹿のラグーソース・新ジャガのピュレが包まれたラヴィオリ」や、
「山菜・甘い胡麻パン・リコッタチーズ」
このカラフルなナイフで、
「大徳寺納豆」がソース代わりです。
ここで、
どうしても赤ワインが飲みたくなったので、
ソムリエさんにお任せしたワインも合わせてました。
そうそう、
ここで、
シンプルなパンが登場してましたが、
ソースのない赤身肉で、
トスカーナ地方らしいパンが出てくるとは、
なんとも不思議だなぁと思いつつ、
「青えんどう豆とラードのリゾット」
あっという間に『ナカヒガシ』さん劇場が幕を閉じましたが、
中東シェフ、
つい先日、
34歳になられたばかりとのこと。
1月6日のオープンと合わせて、
ダブルでおめでとうございました。
この一時を思い出しながら、
私はまた、
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