オープン当初のラールエラマニエールさんに伺って以来、
久々に先日、ランチにお邪魔したのですが、
なんと明日9月1日で、
6周年を迎えられるとのこと。

ということは、
6年振り。

小学1年生が6年生になってますね(書くまでもないですが)

テーブルに着くと、

{295BEF90-360A-466D-A9DE-0F391C9CB46A:01}


店名が刻まれたクリアプレートに、


{366CED51-BF19-4952-98E8-AF6698CFC7E1:01}

長屋シェフのテーマでもある「薔薇」が一輪。

小学校で言えば、
6年間の始まりと終わりでの訪問ということで、


{775CAE08-DE02-487F-BBCC-F5CBC98AE64B:01}

入学式と卒業式で、
薔薇の花束を頂いた気分になってました。

当時の6年間は、
時が経つのが早すぎる今では考えられないほど長く感じてましたが、

長いと言えば、
私の小学校は、
長い屋根でした。

と、
長い屋根が頭を過った矢先、


{B68E77AD-AC1C-4572-8105-69D116F99D61:01}


長屋シェフのご登場でした(*^_^*)

液体窒素マシーンと共に。

そして、

{2A5B02E5-0A8E-495A-B4BD-240ECC21FCE5:01}

「-196℃の世界~柚子のかき氷。サワークリーム・塩パイン~」を作って下さったのですが、



{6004CC58-A0FC-415B-AFB7-FEE827F19032:01}

浦島太郎状態でした。


{19E0ABE0-0CED-48E9-B861-0E9B9FBC3484:01}

こんな具合に仕上がった未来型かき氷は、


{CAE4D3D8-B717-47DB-A2F9-B1EC8B95278D:01}

新しいのに、懐かしさいっぱいなんです。

よって、
やっぱりここでも小学生時代が浮かんできたのですが、

母親に内緒で、
舌が真っピンクになる「かき氷」を食べて、
こっぴどく怒られ、
ちょっと苦い思い出です。

でも、

{3492AC78-98AB-4146-B74C-23198AC78782:01}

ほんのりワタの苦みもアクセントになった「稚鮎のカダイフ揚げ」と、



{FAA9C8EB-62A1-4ACA-A438-EBA79E5E75F7:01}

旨みと苦みが絶妙なバランスで混在した「富山産牡蠣」で、
たちまち美味しい苦みへと導いてくれたので、
苦い思い出とはバイバイできました。


すると、

またさらに、



{314B7889-792D-4CA1-9495-7AB0E07BC63B:01}


「一口カツサンド」で、
再びタイムスリップしてしまいました。。。。

今度は、
大学卒業時に。

「カツサンド」を毎日のように食べていた22歳と半年頃は、
まだ食の世界に進むなんて一ミリも考えてなかったですが、
それからすぐに、

突然「食」の道に進むと決めたんです。



{1C373841-E2E8-4661-A4A7-D093CB1C232B:01}

長屋シェフのルーツ同様、
「美味しい料理で笑顔になってほしい」という純粋な思いから。

ちょうど今、
その「カツサンド」話を綴った本を作っているところなので、

色んな思いが錯綜してましたが、


シェフの言葉も胸にジンジンきながら、


{91A3E86B-1C2E-4BB4-BFF5-3E1B16AD9B1C:01}


貧乏時代に憧れていた「フォアグラ」の究極版が運ばれてきました。

丁寧に低温で調理された滑らかすぎるフォアグラに、

ライチのゼリーと紅茶のフィルムが纏い、

生アーモンドや、


{EE269E29-161C-4203-9F43-E8BAA6223F4C:01}

桃がお供してました。

「ごめんなさい」って謝りたくなるほどの妖艶な逸品です。

コーンなに素晴らしいフォアグラには、



{BB3E9AF8-5F10-453E-8B0E-37ADFAAF5FF9:01}

「コーンのふっかふっかもっちもっちパン」と、
「フランスパン」を合わせてましたが、


{DC59984E-902F-4CF1-8C1C-C04A572AC97D:01}

キャンディ包みになったバターは、

{3602AC0F-06A6-4E76-81AF-897414644FF7:01}

無塩バターと、アーモンド入り。

こういったさりげない演出からも、
昭和を思い起こさせてくれるんです。


昭和といえば、
「ドリフの大爆笑」も記憶から消えない一つですが、

ドリフといえば、、、



{D49E007C-F81E-484B-AEDD-79F95DACC8A8:01}

トリュフです(*^_^*)

この黒トリュフは、


{8A7BE3D6-3045-4D4E-ABA1-81EB83CE05E0:01}

「長谷川農産」さんの「ジャンボマッシュルーム」と、
「伝助穴子」の一皿に、


{2EDEA838-4010-44E3-A3FE-B33FA23BDA95:01}

しゃかしゃか~っと振り掛けられ、


{C4AF6120-8618-4780-A7E7-2279326CC405:01}

見事な着地を果たしてくれました。

それにしても、


{11AC30AD-C74D-4A50-A9B6-194BF24946F3:01}

トリュフもビックリな巨大マッシュールなんです。

なんでも、
長谷川農産さんに、
長屋シェフのためだけに作ってもらったとのこと。

シェフの人徳の賜物ですね。

{DD28E92B-6758-4461-B28D-3CA1721100E3:01}

「ポッタベラ」という名前のマッシュルームですが、
その姿は、
一見、「和牛」かと思うぐらい。。。

お肉のメイン料理並みの大きさでしたが、
マッチョなマッシュルームですから、
「マッチョルーム」です(笑)

マッチョすぎて、
穴子が脇役になって見えたのですが、

いえいえ、


{DDA2DCD1-A855-4926-A8B4-EAA07162EF3A:01}

控え目な「伝助穴子」も、
縁の下の力持ちとなり、
トリュフにもポッタベラにも、
無くてはならない存在となり、
大きな力を発揮してました。

ここで、

{7E118CBD-F845-4F6A-A43B-D20F905BC42B:01}

「全粒粉パン」や「ミルクパン」も頂き、


{154AE632-F327-41F9-A1DD-6BE6F8CEDD9F:01}


ソースまでキレイにふき取るように頂くと、


{03C548B1-097D-467B-8035-D94FCFC994E3:01}

またまたパンもお代わりしちゃう美味ソースが合わせられたお肉が目の前に。

そのお肉の正体は、


{43B3B381-0134-4A8A-BDD2-1CB139E9B543:01}


なんと私の大好きなラムちゃんでした。


{752500E4-2B4F-4510-8E69-B8268523393C:01}

事前に、
「仔羊が(も)大好きです」とシェフにメッセージを送っていたからですが(*^_^*)

しかも、


{7BDBAA8E-D648-4C0D-9A45-5108135B4815:01}


調理法も異なる部位を盛り込んで下さってたり、


{E0DFDEFD-61D0-418E-80BC-66DC99E27E36:01}

マメ(元気)になる「ヒヨコ豆 」もしっかり添えて頂いて…。

お気遣いありがとうございました<m(__)m>

まだまだヒヨッコな私なので、
シェフ見習って、精進致します。。。

感謝の気持ちが溢れつつも、
瞬く間にお皿が空っぽになると、
すかさず、

{AF058E41-7223-4CB0-9E6B-440701ADA459:01}

酢橘が添えられた淡い色のアバンデセールが供されました。


{C72C5386-A0DE-40CE-91E8-E554341A039F:01}

大好きなマンゴーが潜んだグラニテには、
日本の代表的柑橘の酢橘を絞り、
とっても西洋らしいデセールなのに、
和の心が伝わってきたのですが、



{32851BD4-EBCA-49E4-A049-0508F3F3575A:01}

お次のグランデセールも、



{14821664-42C7-4558-9274-0D4481140941:01}

まるで苔みたいな京風スタイルでした。

カリッとポロポロにしたマシュマロや、
チョコ・無花果等に、


{0DA83ADF-F1B0-4B06-8587-5BB7DD67616C:01}

抹茶アイスや蓬団子も仲間入りし、
日仏友好条約でも結んだかのような一皿です。

奥ゆかしく趣あるデセール2品でしたが、


{161D89A7-218E-461D-81A8-46351865EE67:01}

噛み応えあるナッツ入りプティフールで、

玉章を詠んでいるかのような清く美しく正しい長屋シェフ劇場の幕がおりました。


時間がなかったせいもあり、
ものの1時間で食べ終えてしまったのですが(単に早食いなだけということもありますが。笑)、
いつの日か、
時の流れを忘れ、
もっとゆっくり味わいたいなぁって思います。

因みに、
英語で、
「ラール」は“アート”、
「マニエール」は“マニュアル”。
『ラール・エ・ラ・マニエール』とは、
“正しい導き方”という意味を持っているそうですが、

食材が生まれ育ったところから、
ありのままを最大限に引き出すように調理し、
その料理に合わせたドリンクとのマリアージュまで、
最大限に導く。

そこには、
人と人・人と食・食と食との繋がり、
旧き良き日本と、フランスの素晴らしい風土が育んだ食材、
シェフ自身の背景や、南仏での修業時代の情景といった懐かしい記憶があってこそです。

心の琴線に触れるひと時が、
これからも語り続けられることと思います。

さて、
明日からの9月は、
長屋シェフの「長」の付いた月(長月)ですが、

改めまして、
『ラールエラマニエール』様、
9月1日(明日)は、6歳のお誕生日おめでとうございます。

小学校入学となる年齢ですが、
これからも、
食いしん坊な大人児童を魅了する『ラールエラマニエール』小学校の人気者先生でいて下さいね。

私も、
ピカピカのランドセル背負って、
極上の給食を食べに伺いたいです。


もしくは、03-6337-6498までお願い致します。