「花山椒」の時期に行かないとと思い続けて2年。
「鱒・ホワイトアスパラガス・オクラの酢味噌がけ」
※野菜達の下に、生の「鱒」が寝そべってました(*^_^*)
ユニークな「伊勢海老の卵が入ったジュレ」を筆頭に、
※「空豆と鯵の南蛮漬け」
※「干し明太子がのったサヤインゲンの胡麻和え」
「とうもろこしのかき揚げ」等、
計6品のホッとする日本の味がきて、
ここで、
「じゅんさいとずいきのお吸い物」を挟み、
続く、この黄金色のお料理、
一見、お目当ての「唐墨ぶっかけ蕎麦」と思いきや、
「三つ葉と海苔が合わせられたお寿司」でした。
これはこれで、最高に素晴らしい逸品で、
贅沢な美味しさを噛みしめてましたが、
その後、
「琵琶湖の鮎」や、
「穴子」のシンプルな焼き物が続いたところで、
目の前では、
ご主人が、
何とも巧みな包丁さばきで、
鱧を切りはじめられ、
にっこりスマイルで、
「有次」の鍋に鱧を投入。
苦笑いしつつ、
蓮根や芹と共に、お椀にたっぷりよそって下さったのですが、
この鱧鍋には、
「梅干しと山葵」を混ぜ合わせたものを添えて頂きました。
私、
この「山葵梅干し」を海苔に挟んで頂くのが大好物なんです。
これがまた、日本酒にもとびきり合うんです。。。
そんなこと考えながら、
緑茶ハイ呑んでましたが(*^_^*)、
あっという間に食べきると、
今度こそ一番のお目当てだった「唐墨蕎麦」のご登場でした。
実は今回は、
メニューに入ってなかったとのことだったのですが、
私があまりにも食べたい顔をしていたとのことで、
作って下さったんです。。。
本当にありがとうございます<m(__)m>
でも、
こんなに唐墨をかけたら、
お蕎麦の風味が全く分からなくなるんじゃないかなぁと思ったのですが、
なるほど、
中には、
噛めば噛むほど蕎麦の風味が際立つ「蕎麦の実」もぎっしり入っていたので、
ちゃーんと蕎麦を感じられました。
名残惜しいほどの美しい唐墨蕎麦を食べ終え、
もう一度味わいたいと思っていると、
本来のメニューだったという「つけ蕎麦」が。
何を付けるのかと思ったら、、、
ものすごい量の花山椒入りの熱々おつゆだったんです。
「牛肉と豚肉の花山椒鍋」は、
『幸村』さん時代に頂いてましたが、
花山椒を、お蕎麦と合わせるなんて、はじめてです。。。
まずはお蕎麦だけ啜って、
お蕎麦本来の芳醇な味わいを楽しみ、
その後、
花山椒のお風呂に付けて頂いたのですが、
後味がシビレながらも、
病み付きになる美味しさで、
感激しっぱなしで、
黙々と頂いてました。
やっぱりあれよと言わんばかりに食べ終え、
お腹いっぱいになりながらも、
あともう少しお代わりしたいという気持ちになりつつ、
「うすい豆の炊き込みご飯」へ。
ここで、
ご主人から、
「お隣のお客様と同タイミングで、もう一つ炊き込みご飯ができたので、良かったら、そちらも召し上がります?」との嬉しいお言葉を頂いたので、
遠慮なく、「雲丹とうすい豆の炊き込みご飯」も頂くことに。
「大根のお漬け物」もお代わりしつつ^^;
どちらのご飯にも、
「うすい豆」が入ってましたが、
全く別物のご飯でした。。。
ここまできたら、
デザートも期待値が上がり放題でしたが、
期待を裏切らないデザートが運ばれてきました。
思わず、
「以心伝心です、オカモトサン」と伝えてしまいましたが、
「粒あん」入りのデザートだったんです。
ご主人お手製の「粒あん」です。
「生姜を巻いたかりんとう」で締めくくりましたが、
「豆に働きます(人が参り、蕪を上げて、財をなす)」ですね。