『グランソワール』さんでも、
マダムが真っ先に勧めて下さったので、
頂くことに。
安心しながら、
呑みすぎには注意しようと言い聞かせて、
カウンターに置かれたバスク産キントキア豚を眺めてましたが、
フレンチには珍しい「大正」という栗焼酎が。
とっても気になりましたが、
チャージもかからず、
サービスで出してらっしゃるという「野菜のチップス」が出されて、
パリパリつまみ、
アラカルトメニューを選びつつ、
ビオワインを呑んでいると、
すっかりオーダーするのを忘れてました(*^_^*)
因みに、
アラカルトから選んだお料理は、
まず、
隠岐島から届いたという「生牡蠣」を。
隠岐島は、
我故郷島根県の大事な島ですから。
その愛すべき故郷の海で育った大ぶりの牡蠣は、
旨みも塩水の塩気もしっかり。
ビオワインとの相性もバッチリでした。
さらに、
前菜から、
「富士マスとアボカドのパピヨット フヌイユのヴィネグレット」と、
※どことなく「生春巻き」にも似てましたが、「パピヨット」ということは、「包み焼き」とか「包み蒸し」という意味なので、これは「包み蒸し」かなぁと思うむちっとした
周りの生地の食感でした。
「山菜とスルメイカのサラダ仕立て イカ肝のヴィネグレット」をオ
ーダーしてましたが、
※程よい苦みも感じる山菜のフリットやソテーと、 噛み応えあるスルメイカの
コントラストも楽しい一皿でした。
ここで、
どちらも醗酵バターでしたが、
手前は、「桜入り」とのこと。
パンがいくらでもすすんでしまう美味しいバターだったため、
メイン料理に入る前に、
すでにパンとバターで、
お腹パンパンになってました。
でも、
この日のお魚料理「トラフグのカダイフ包み揚げ」が運ばれてくると、
一気にまた食欲が湧いてくるほど目にも美しく、
しかも、
周りには、
空豆
やグリンピース、
スナップエンドウやウイキョウがたーっぷり添えられ、
まさにマメ(元気)になるような春のプレートでした。
さらに、
「沖縄産純血島豚 今帰仁アグーの炭火焼き」にも、
「スナップエンドウ」がちょこんと添えられてましたが、
この160gもの豚肉、
「アルデュード風のややピリ辛ソース」との相性も抜群で、
予めお店にお願いして作って頂いたのですが、
オルゴールもお皿に盛り込まれていると、
よりお祝い度も上がりますね。
お祝いデザートに選んだのは、
「レモンクリームとキウイのトルタ」でしたが、
タルトの逆のトルタ、
レモンクリームやキウイの上に、
ピスタチオと一緒にタルト生地が上に散らされたものです。
ユニークな味わいに、
感心しながらも、
もう一つ、
お店スペシャリテの「黒胡麻のチュイル&白胡麻ブラマンジェ」も頂くことに。
シェフが『ランベリー』さんにいらっしゃる時からの定番デザートとの
ことでしたが、
舌の上にのった瞬間も、
する~っと溶けていくなめらかさでした。
『園山』時代の「黒豆豆乳ぷりん」にもそっくりな舌触りで、
あの頃を思い出してしまいましたが、
一見、おとなしめの味わいかと思いきや、
名物の所以が納得できるデザートです。
しかし、、、
お店に入ってからここまで、
お客様の姿が他に見当たらず…。
どうしたんだろう…。
と心配になった矢先、
シェフとマダムから、
「実は当日の夕方に、いきなる3組キャンセルが出たんですよ。うち、小さなお店ですから、ほんと困るんですけどね…。」と。
一気に3組キャンセルなんて…。
私も飲食店経営時代に、
同じような経験があるので、
気持ちがよーく分かりましたが、
飲食店に付きものですよね。。。
そこは覚悟してやらねばならないのですが、
それにしてもコクなキャンセルです。。。
美味しく食べて呑んで、
エールを贈ることしかできませんが、
良いこともあれば良くないこともあると思うしかないですね。
そう自分自身にも言い聞かせながら、
『グランソワール』様、
お客様やスタッフさん、
さらに、