そもそも「カヌレ」とは、
「溝のついた」という意味らしいですが、
フランスのボルドー女子修道院で古くから作られていたフランス伝統菓子で、
蜜蝋を入れることと、
カヌレ型と呼ばれる小さな型で焼かれるのが特徴です。
彼女の好物「小肌」「穴子」「きゅうりやごぼうのお漬け物」はじめ、
「鯖・かんぱち・まぐろ・帆立・真鯛等のお造り盛り合わせ」
「たくあん」
「平貝の磯辺巻き」
「海鮮サラダ」
「カツオのぽん酢がけ」
「鮭児のカマ焼き」
「鮭児の握り」
「とろたく巻き」
「納豆巻き」
「生海苔のお味噌汁」に、
「HAPPYBIRTHDAY りょうこ様」
「3回め(笑)」
でした。
いくらやってもやりすぎはないんじゃないかなぁと思います。
それに、
自分もお祝いされた気分になるのと、
縁起ものが食べられるので、
こちらこそ感謝です。
という流れでの4回目お祝いでしたが、
『コムアラメゾン』ディナーにて、
お祝い月間の3月がおしまいです。
『コムアラメゾン』ブログから、
ものすごく脱線しちゃいましたが、
グイッと戻して、、、
「カヌレ」と一緒にお祝いプレートに盛り込んで頂いていたのは、
持参した小松『松葉屋
』の「紅白の薯蕷饅頭(白小豆&小豆)」でした。
※『松葉屋』さんの薯蕷饅頭は、
加賀産の丸芋をすりおろし、
米粉と上白糖をミックスした上皮で、
稀少な「白小豆」を加えた『松葉屋』独得のこし餡を包み込んで、
蒸し上げた薯蕷の最高峰です。
本当はこのタイミングで、
食後酒に手を伸ばそうと思ってましたが、
仕事話に夢中になりながら、
エスプレッソを飲んでたら、
すっかり忘れてました。
カウンターに並ぶお酒達は、
年輪を感じるものばかりですが、
そういえば、
こちらのお店のメニューは、
オープン当初から全く変わりません。
「ラタトゥイユ」とか、
「鯛と鱈を詰めた赤パプリカ」とか、
「鴨の心臓の串焼き」とか、
「田舎風パテ」とか、
「スープドガルビュ」とか、
とにかくメニュー全部が、
いつ訪れても、
いてくれます。
しかし、
長年、これらの味が変わらず愛され続けるためにも、
中身の味付け等を微妙に変えてらっしゃるとのこと。
変わらないために、
変わり続けるってことですね。
シェフから料理話を伺っていると、
あまりに深く、
聞き入ってしまうのですが、
中でも、
「白いんげん豆」をたっぷり使った「スープドガルビュ」は、
「焼きたてカヌレ」同様、
なかなか他ではお目にかかれない稀有で美味な
私も大好物のフランス伝統料理です。
シェフがフランスで修行なさってらっしゃる頃、
師匠さんから作り方を教えて頂けなかったそうですが、
見よう見まねで、
1年かけて作り上げたとのこと。
味の決め手は、
「極上生ハム」とのことですが、
白いんげん豆も、
日本では入手困難なタルブ産で、
他にも、
じゃがいも・ちりめんキャベツ・かぶ・西洋ねぎ・根セロリを加えて、
コトコト煮込まれ、
4日寝かせて完成するという手間も時間もかかる豆料理なんです。
ビックリする美味しさというよりは、
懐かしくて、ホッとする美味しさですが、
「落ち着く美味しさ」だからこそ、
毎日でも食べたくなるというわけです。
自家製の「ピーマン・デ・スプレット(唐辛子の粉末)」もふりかけられてますが、
随所に渡り、
手の温もりと、
愛情が感じられます。
また、
毎年、シェフとスタッフさんのお二人で、
ピレネー地方に足を運んでらっしゃるとのことで、
興味津々になりながら、
そんなフランス話を伺っていると、
なんでも、
毎年、
ピレネーとで、
「スープドガルビュ」を愛する人達による「大スープ作り大会」が開催され、
朝から出場者さん達が、