ハレの日に活躍する「お赤飯」を作ってみました。


お赤飯の豆と言えば、
「小豆」ですが、
小豆は、皮が薄いため、
煮たり蒸したりすると、
すぐに裂けてしまうので、
それが切腹を連想させることから好まれず、
武家社会の色が濃かった関東等では、
小豆の代わりに、
皮の厚い「ささげ豆」が使われてきたようです。

小豆とささげ豆は、
どちらも、
マメ科ササゲ属に分類し、
よく似てますが、
おヘソ部分が縦長なのが小豆、
丸いものがささげ豆です。

また、
赤飯の起源は、
「赤米」を蒸したものらしいですが、
それは、
魔除けの赤色をした食べものとして珍重されていたようですね。



よって、
今回は、

「もち米」に、「赤米」をブレンドして、


園山真希絵オフィシャルブログ「こころのごはん手帖-食べる門に福来る-」by Ameba-image

備中産の「ささげ豆」を使ったのですが、


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炊きあがった「ささげ豆」が、

あまりに艶やかで、

暫し魅了されてました。


また、


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古来から、

赤い色には、

邪気を祓う力があるとされたり、

赤という色から、

「血」をイメージしているという説もありますが、


血の代わりに、

赤色のものを取り入れることで、

体内の血=生命力を増強させるというわけです。


さらに、


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小豆に含まれている「アントシアニン」には、

活性酸素を抑制する力や、

免疫力向上・目の健康を維持する力があるとも言われていますし、


食物繊維やビタミンB1・カリウム等も豊富なので、
健康体作りにも最適です。


その上、

縁起もいいなんて、

素晴らしい食材ですね。


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「小さな豆」と書いても、

大きな力を持つ小豆です。


そんな小豆と、


園山真希絵オフィシャルブログ「こころのごはん手帖-食べる門に福来る-」by Ameba-image

赤米+もち米を、

STAUBで炊き(沸騰してから12分弱火で加熱して、10分蒸しました)、


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完成です。

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炊きあがりのいい香りにうっとりしながら、

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いったん、味見という名を借りて、
自分でしっかり食べ、
納得のいくできを確認し、
お赤飯パワーも宿ったところで、

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このお赤飯や、


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少し残しておいた小豆と共に、

とある大きな力の元に向かいました。

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続きは、後日ブログにまわしますが、、、

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実は私、

幼い頃は、

小豆が大大大嫌いだったため、

お赤飯の小豆を全て取り除いて食べてました。

小豆が大好きな今から考えると信じられない過去ですが、

小豆様、

昔は毛嫌いしててごめんなさい。

今はとっても大切な存在です。

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大きな夢は、

小さなお豆からはじまります。