「しめ鯖」のことを、
西日本では、
「きずし」と言ったりするようですが、
初めて「きずし」を聞いた時は、
「ずし」と付くだけに、
何かのお寿司だと思ってました。
しかし、
色々調べた結果、
鯖(青魚)→乳酸発酵→「熟れずし(川魚を塩と米飯で発酵させた保存食品)」
という課程の中間部分を短縮するために、
お酢を使って「しめ」たものが、
「生(き)熟れずし」で、
その「生熟れずし」が、
「生ずし」→「きずし」になったとのこと。
「生(き)」というのは、
生食や、生ものの「なま」という意味ではなく、
「加工していない、もとのまま」といった意味を表してるんですね。
また、
西日本の「きずし」は、
東日本の「しめ鯖」とは酢の浸かり具合に差があり、
西日本の「きずし」は、
酢の浸かりが深く、何もつけずにそのままで食べるのが
一般的であるのに対し、
東日本の「しめさば」は浸かりが浅く、
わさび醤油とか、生姜醤油で食べることが多いみたいです。
無類の鯖好きである私ですから、
当然「きずし」も大好物ですが、
『アダン食堂
』にいたんです。
しっかりお酢に浸かって、
焼酎にも抜群の相性でした。
他にも、
島根の特産品である「大ぶりの蜆の紹興酒漬け」とか、
(といっても、これは鳥取の蜆でしたが)
「ザーサイ」「おから」「蒸し野菜」「マグロの醤油漬け」「沖縄焼きそば」etc、
手が伸び放題でしたが、
「ビフカツ(プチベール&ポテトサラダ付き)」は、
この勇ましい体系に、
ちょびっとレモンを絞って、
辛子を付けて食べると、
もうビールが手放せない状況に陥ってましたが、
カツを食べて、
また喝と活が入りました。
私にとってのカツは、
体育会系の先生です。