まだ冬真っ盛りですが、
『アルポルト 』ランチコース(おまかせ)は、
春先取りメニューが顔を出してました。
「空豆のジェラート」とか、
「菜の花のカッペリー二」とか、
「サラダ仕立ての平目カルパッチョ」とか。
でも、
もちろん、
「オマールエビ・きのこ・レンコンの温菜」や、
「下仁田葱のアラビアータ」といった冬素材もいましたから、
冬と春の自然の流れが、
一挙に堪能できました。
デザートは、
私お得意の「欲張りの盛り合わせ」にして頂きましたが、
どのお料理も、
期待をはるかに上回る美味しさで、
『アルポルト』の貫録を感じながら、
お店をあとにしてました。
片岡シェフはいらっしゃらなかったですが、
今回伺って、
安定した美しい味わいを体感し、
看板シェフがいなくても、
お客様が途絶えない理由が、
よーく分かりました。
ここに来るお客様は、
「期待を裏切らない味」を求めて来る方が多いんだと。
もちろん「片岡シェフがいる時にしか行かない」という方も
いらっしゃるでしょうが、
シェフがいなくても、
ぶれない美味しさを提供できるところが、
長年続いている理由の一つなんだと。
そこまでの仕組みを作り上げるために、
お店を守り続けるために、
常に変革と挑戦し続けてるんですね、きっと。
周りはかりっと、
中はふわっとした光り輝くパンも、
私の背中を押してくれました。
「不動の美味しい園山 味」ということも念頭に置きながら、
信頼するスタッフ達と、
新たなことに挑戦しながら、
何のために自分の店をやるのかを再度考え、
たくさんの方に愛され、
社会貢献できる『園山 』の歴史を築き上げていこうと思います。