秦野での講演会 は、
やっぱりてっかてっかに晴れて(この写真の直後に)、
まるで真夏の日差しでした。
おかげさまで、
その日の夜は、
顔がヒリヒリしてました…。
午前中のプログラムが終わると、
一度、講師の先生方と打ち合わせだったのですが、、、
おなかが減っては戦もできないということで、
ここに来てました。
学食です。
「カツカレーセット」です。
でも、
あまりのカレー人気に、
「トンカツ」がなくなったとのことで、
「クリームコロッケ」にチェンジでしたけど。
でも、
「クリームコロッケ」も好きなので、
ぜーんぶ大盛りにしてもらいました。
これで、
戦闘態勢ばっちりです。
今回は、
「自然新素材の見つけ方~里山資源・有害鳥獣の活用~」をテーマに、
単独講演したり、
大学教授の先生方とトークディスカッションさせて頂いてましたが、
私達は、
変化しないようで、
変化し続けている自然界と、
目線を合わせて向き合って生きていくしかありません。
人間が自然を守るから、
自然から人間も守られます。
普段の生活を送っていると、
忘れがちなことなので、
時には、
里山に足を踏み入れてみるといいかもしれませんね。
音を通して、感じること・気づくことが生まれるはずです。
さて、
約2時間の講義を終えると、
いったん、
秦野探索に出かけて、
自然美と息吹に触れてました。
その後、
野生イノシシに気をつけながら、
秦野太鼓を見物し、
地元のお母様方お手製の秦野素材を使ったお料理を囲んだ懇親会でした。
待ってましたといわんばかりに、
「イノシシ鍋」
「ヤーコンの炒め物」
「秦野大根のなます」
「十五夜まんじゅう」
「栗ごはん」
「秋刀魚の煮つけ」等、
15種類位を、
しつこいほど「おいしい」を連呼しながら頂いてました。
今回の秦野プロジェクトでは、
「食」の講師が私だけだったので、
川柳作家やすみちゃん の俳句を聴きつつ、
梅宮ちゃん 司会の元、
お料理に対するコメントをさせて頂いたのですが、
(秦野名物「桜の塩漬け」入りお湯割り焼酎を飲みながら)
途中で、
地元の方から、
「これ、出雲の地酒だよ。 故郷でしょ?」と、
頂いてしまいました。
まさか秦野で出雲のお酒 に会えるなんて、
願ってもない嬉しさでした。
お料理も、
もちろん秦野ならではのものだらけでしたが、
私が昔、田舎で食べていた出雲料理にどことなく似ていて、
幼い頃を思い出しながらも、
ものすごい勢いで食べてました。
中でも、
私の中でのTOP3は、、、
「ダイナミックにカットされた里芋・昆布・人参の煮物」
「秦野大根の醤油漬け」
「落花生の甘煮」でした。
特にこの「落花生」に甚く感銘を受けたのですが、
「落花生」は、
耕作の後の畑で良い作物ができることと、
火山灰土壌の秦野盆地に向いた作物であることから、
大正時代に優秀な品種が育成・導入されて、
秦野の代表的な産品となったようです。
落花生ならではの食感が残りつつ、
ほんのり甘さが加わった煮物です。
あまりに美味しかったので、
3回もお代わりしちゃいましたが、
つくづく、
「生きていれば、至る所に師あり」だと思わせられる秦野時間でした。
ここで、
私は自店 営業のために、
会の前半で、
一足お先に秦野を後にしましたが、
お店に着くと、
その後も、
試作しては試食してる始末でした。
その間も、
「学食のカレー」や「落花生」達が頭を巡ってましたが、
食べものは、
後に残らず、
食べて消えるもの・頭から消えていくものです。
存在が見えなくても、
記憶とココロにずっと留まるもの、
それが、
私の永遠のテーマです。