悪ガキではないちっちゃな頃、
よく、
実家の柿の木に登って遊んでました。
だから、
当時の私にとっての「柿」は、
「食べるもの」というより、
「登るもの」でした。
もちろん柿が生った時は、
必ず食べてましたが、
あまりに身近な存在過ぎて、
ありがたみも感じないまま食べてました。
でも、
今となっては、
貴重すぎる秋の味覚です。
うちの店 でも、
ちょっと目新しい柿料理をご提供してますが、
そんな斬新な柿ものを、
広島でも発見してました。
「柿果 」です。
かまぼこ屋さんの商品なので、
お魚のすりみが使用されてます。
「柿とすり身って…。」
と、
眉間にしわが寄ってしまいましたが、
この可愛い姿に、
しわが伸びました。
柿の形で、
ベースは、
かまぼこ味ですが、
柿がところどころ顔と味を出してました。
考え付かなかった柿かまぼこで、
いろんな意味で、
勉強になりました。
柿といえば、
広島のお隣の岡山県にも、
私が好きな柿銘菓の『柿菓房 』がありますが、
この「やま柿」というお菓子は、
羊羹みたいな形に作られた干し柿が、
食べやすいように、
一口サイズにカットされてるんです。
柿は、
生も好きですが、
30代に突入する前あたりから、
「干し柿」が大好きになってました。
なので、
それ以降は、
毎年、実家産の干し柿を送ってもらったり、
干し柿を見つけては買ったり、
自分でも作ったりしてます。
これは広島の巨大牡蠣ですが、
隣の客は、よくカキ食う客でした。
て、
隣の客は、
私のことですけど。