福島県と宮城県の県境(海沿い)で、
ピアノの先生から織りなされる曲を聴きました。
改めて、
「諦めないで生きてきて良かったな」
「これからも諦めない人生にしよ」って、
思えてくる心に響く音色でした。
その先生のご自宅から徒歩50秒位のところに位置する小学校の調理室で、
『料理教室ナビ 』さん主宰のもと、
『園山 』スタッフや、
心友 と共に、
いつになく真剣にマグロを切って、
大量の酢飯で、
海鮮丼を作ったり、
即席「キャベツとあおさのりの炒め煮」を作ったり、
調理実習のトマトサラダをお裾分けして頂いたり、
『園山クレープ 』隊の活躍もあったりしながら、
たくさんの方々に召し上がって頂くことができました。
この小学校に避難なさってる皆様は、
震災後、
魚介類や、何品もおかずがあるごはんを口にしたのは初めてとのこと。
そんな状況を考えると、
普通に暮らし、
当たり前にごはんを食べている日々に、
もっと感謝していかねばと思いました。
また、
片付けをはじめていると、
一人のおばあちゃまから、
「盆と正月が一気にきたみたいだわぁ。今も夢みたいだわぁ。孫になってほしいわぁ」と、
私の背中を叩いて、
涙を浮かべて、
「本当にありがとう」を何度も何度もおっしゃってくださったんです。
あまりに嬉しくって、
私まで「ありがとうございます」が止まらなくなってました。
「人」と「食」の大いなる力とご縁を感じ、
大きなパワーが漲り、
さらなる明日への糧になってくれたことに、
目を閉じて、両手を合わせ、
小学校をあとにしました。
また近い内、
鍋の中がからっぽになる位、
心の料理を作りにいきたいです。