毎度のことながら、
「苺」の文字を見つけると、
どうも頼んでしまう習性があるので、
今日のタイトルのお店でも、
真っ先に「苺のマリネ バジルジェラート」をオーダーしてましたが、
他にも、
面白そうなものがあると、
挑戦したくなる性分みたいです。
「人生、一期一会」だと思ってますから。
というわけで、
「苺のマリネ」以外にも、
気になるデザートが2つあったので、
本来はデザートを1つだけ選ぶところを、
結局3つも頼んでました。
「ブルーチーズのダンジュ ローズマリーと生姜の風味 フルーツトマトのコンポート」と、
「温かいバナナケーキ&バナナのキャラメリゼ&3種アイス」
です。
どれも凝りに凝った斬新なものでしたが、
いき過ぎず、
完全無敵な逸品でした。
「バナナデザート」は、
ホワイトチョコアイス・バナナアイス・キャラメルアイスに、
バジルシードが脇を固めていた上、
焼き立てバナナケーキにフォークを入れると、
バナナの果肉と共に、
ミルクっぽいクリームが流れ出したり、
「ブルーチーズケーキプレート」は、
ふわふわレアムース状のブルーチーズ風味満載のケーキだけでも、
新たな発見があったのに、
ローズマリー風味のトマトのコンポートや、
周りの4つのソースもみーんなトマトで、
それが見事にブルーチーズケーキとの相性抜群で、
ただただ感心するばかりでした。
しかし、
特に最初のお料理が出てくるのが遅すぎたのが、
残念でした…。
訪れた時が満席だったから仕方ないとは思いますが、
「時間がないので、極力早めにお願いします」と、
事前に伝えていたのにもかかわらず、
この一発目のアミューズが登場するのに、
食前酒を飲み始めて30分近く経ってたかと思います。
私は自分の店 で、
とにかく乾杯した後の1品目はできるだけ間をあけないよう出すよう
伝えてます。
それは、
いくつか理由がありますが、
一つに、
一般的な人間は、
席に着いてから空腹状態で待たされると、
イライラしやすいという統計からです。
お店側の言い分もあると思いますが、
待たせる時・待たせた時は、
「お待たせするかもしれませんが」とか、
「お待たせして申し訳ございません」と一言添えるだけで違うと思います。
それすらなかったので、
「自分が経営者だったら…」なんて余計なことを考えてしまいましたが、
アミューズ後のスペシャリテ「牡蠣・雲丹・帆立に、地鶏のコンソメジュレがかかってました」は、
続く、
「巨大帆立のポワレと有機野菜を土の塩けで」や、
火の入り具合、
付け合わせ野菜とのバランス、
アクセント等、
ニクイ演出が散りばめられてましたし、
メインでチョイスした「骨付き蝦夷鹿のロティ」も、
どーんと構えた大人の雄っぽい肉肉しいワイルドな鹿でした。
鋭気が湧いてくるほどパワーフードです。
お店が落ち着いた時間に伺って、
色々お話をしながら、
じっくり味わいたいお店です。
これ
も、
じっくり味わって頂きたい「あられ」です。