「“よく食べること”以外の特技を教えて下さい」
と尋ねられることが多いですが、
だいたい、
“卓球・書道・仕事が早い・縁結び”
と答えてます。
最後の「縁結び」は、
男女の縁だけではなく、
仕事だったり、
人と食べものだったり、
食べもの同士だったり、
様々です。
おそらく
「縁結びの神様こと出雲」で生まれ育ったせいもあるんでしょうが。
縁が結ばれ、
喜んで頂けることに幸せを感じる私なので、
何かしら日々縁を結ばせて頂いてます。
今月伺った『みつ和 』さんでも、
縁結び役となってまいりました。
春が感じられるアミューズの「お野菜盛り合わせ」には、
私の大好きな「苺」もいました。
『みつ和』さんのアミューズは、
いつも目にも美しく、
さらに、
どの素材も調理法が異なっているため、
食べていても楽しめます。
奥にちらっと写りこんでいるオマール海老が、
こんなんになりました。
「マルロメワイン煮 ロートレック風」になってます。
緑色の「モロヘイヤのクーリ」の上に、
「白子のムニエル」がお座りしてました。
せいぜい3回位に分けて食べるものだと思いますが、
熱々をほぼ一口で食べきってました。
最初のアミューズに続き、
こちらも春の息吹を感じるちょこちょこ盛りです。
「鰆」は、
「ぽん酢のジュレ」を纏ってました。
細部に渡り、
職人技がキラキラ光ってます。
メインのお肉は、
「霞ヶ浦のコルベール(鴨の名)のロースト サルミソース」をチョイスさせて
頂きましたが、
付け合わせには、
「花梨ピュレの洋梨包み」&「赤キャベツのピュレ」「白菜包みのフォアグラ」
さらには、
「鴨のモモ肉のコンフィ」も一緒でした。
フランス料理の伝統として、
鴨の胸とモモ肉は、
必ず別の料理法で調理して一皿に盛り込まれるそうです。
仕事の合間のお昼でしたが、
赤ワインを飲まずにはいられませんでした。
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頑張ったご褒美ということで、
自分で自分の目を瞑りました。
~
本来は、
鴨肉料理の付け合わせは、
上記のものですが、
選べるもう一つのお肉料理「牛フィレ肉」の付け合わせにも、
あまりに惹かれたので、
追加で頂いてしまいました。
「山菜の天ぷら」と、
「酢橘に入った春野菜の酢の物」でしたが、
「私達も食べて」という声が天から聞こえてきたもので。
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せめてもの、
欲張り食いしん坊のいいわけです。
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でも、
このスプリングメンバーを食べられたお陰で、
また体の中から洗濯された気がします。
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苦味のあるものは、
体の浄化作用がありますからね。
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そして、
「炊き立て艶々ご飯」に、
「生湯葉」と「スッポンのあん」をかけたLUXEなご飯を、
ウハウハ状態になりながら頂いてました。
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もちろん、
私の人生に欠かせない「お漬け物」もポリポリ噛みしめながらです。
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大満足のごちそうに、
もう一回最初から食べ直したかったぐらいですが、
『みつ和』さん最終兵器のお楽しみは、
最後のワゴンデザートです。
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今回私に選ばれし精鋭達は、
「天草のジュレ」「聖護院蕪のコンポート」「バニラアイス」「グレープフルーツゼリー」「胡麻のブラマンジェ」「苺がのったマスカルポーネチーズムース」
でした。
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心から温まるお食事を囲み、
素敵な縁結びができたことと思います。
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マダム様、
本当にありがとうございました。
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このひと時に感謝して、
また明日からはじまる新たな月からも、
「縁結び園山」で食べぬきます。
~
きっと来月の『みつ和』さんでも、
~
一期一会なご縁が結ばれるはずです。