木造2階建ての『園山 』2階のベランダで、

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コツコツ(?)干し柿を作ってました。


庭の柿の木の渋柿です。


ということは、

この干し柿は、


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東京都渋谷区産ということです。



実家では作ったことがありますが、

こうして東京で作ったのは、

スタッフ共々初めてです。


まず、

皮を剥き、

さっと熱湯にくぐらせて、

紐でヘタの部分を結びつけてから干します。


太陽の恵みを浴びてできますが、

雨に濡れると腐るので、

雨が降りそうな予感がしたら、

部屋干しにします。


しかし、

「なんで渋柿が干すだけで甘くなるんだろう」と疑問に思っていたのですが、

どうやら渋柿は、

乾燥前でも糖度20以上を持つんだそうです。


ただ、

お茶などにも含まれるタンニンが水溶性の状態で多く含まれる渋柿は、

そのままでは渋みが勝ってしまい、

その甘みを十分に感じることができないんだとか。


でも、

渋柿を乾燥させることにより、

柿の水分が抜けてタンニン成分が凝固し、

私達の舌にある味蕾細胞よりも大きくなることによって、

タンニンが細胞に感知されなくなり結果渋みを感じなくなるんですって。


ふーんて感じです。


柿の学名は、

「Diospyros Kaki」ですが、

「Diospyros」=「神から与えられた食べ物」というような意味なんです。


また、

「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われるほどに、

とにかくビタミンの宝庫である滋養豊かな果物です。


まさに今が旬を向かえますから、

スーパーでもレストランでもよく見かけます。


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先日訪れたローリーズ 』のアペタイザーにも、

平目の昆布締めと一緒になってましたし、


園山 』の10月のお料理でも、


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「柿と銀杏の白和え」にしてました。


これは、

豆腐・西京味噌・練り白胡麻を入れた「白和え」ですが、


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プレーンヨーグルトと混ぜても、

見た目は「白和え」です。

因みに、

こちらは、


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柿の他に、

加熱したさつまいもと、「黒豆の甘煮(丹波黒黒豆 )」をミックスしてます。


朝食にもおやつにもおススメです。


特に、

生の柿は、

ビタミンCがたっぷり含まれるのですが、

干し柿にすると、

ビタミンCは減るんです。。。


ただ、

その代りに、

ビタミンAは、

干し柿にする前の約2倍にもなるんです。


さらに、

血圧を下げる効果のあるカリウムとカロチンも豊富に含む干し柿ですが、

カリウムは血圧を下げ、

カロテンは体内でビタミンAになり、目や粘膜、皮膚の健康を保ち、

成長を促し、

病気の回復や風邪の予防に役立つと言われています。


元々栄養価の高い柿が、

干し柿になることによって、

さらに栄養価が高まるわけです。


その他、

干し柿の効能として、

高血圧や脳卒中などの予防・二日酔いやむくみの軽減・美肌効果・

便秘解消等が挙げられます。


と、

このブログを何日にも渡って書くこと2週間、


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ついに干し柿ができました~。


貴重な11個です。

嬉しさのあまり、


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思わずつま先立ちさせちゃいました。


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まさに地産地消です。


この干し柿は、

キャベツと一緒に浅漬けにしてみました。


私含め、

スタッフみんな 絶賛のおいしさでした。

頑張って吊るされただけあります。


☆柿は、スターです。


私はそんな頑張ってるスターが大好きです。