玄関の真横には、


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とっても敷居の高そうな「一見さんお断り」の文字が出迎えてくれました。


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めうが 』です。


数年前までは赤坂にあったのですが、

いつの間にか、

白金高輪にお引っ越しなさってました。


移転なさってからはお初でしたが、

5~6年振りの再訪です。


今でも忘れません、

初めて伺った際、

初っ端の「フグの煮こごり」を食べた瞬間、

舌を噛んで、

大量の出血により、

全ての料理が血の味だったことを。


せっかくのフグが台無しでした。


それ以後、

特にフグを食べる時は、

絶対舌を噛まないようにとの指令が脳に伝わってます。



今回ももちろん注意して訪れましたが、

舌を噛むこと以上に注意しようと思ったのが、

店主さんご夫妻です。


赤坂店に伺っていた頃は、

ご主人や女将さんとお話をした記憶がなかったのと、

新店の「一見さんお断り」との看板を見て、

お二人はおっかないのかなぁと思って、

ややビクついてしまったからであります。


しかし、

テーブルにつくやいやな、

女将さんから、

「お待ちになってる間、新聞でも読みますか? なんか飲んでますか?」と、

優しいお声をかけて下さいました。


お顔からして温かさの滲み出てる女将さんで、

一気に緊張が消えていきました。


そして、

女将さんから新聞を渡され、

このたびお誘い頂いた大巨匠様のご到着を待ちます。


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つい先日まで汗ダラダラの東京だったのですが、

この日は秋が深まってきた矢先でした。


まだまだフグの旬には早かったのですが、

この日を逃すといつ行けるか分からなかったので、

自店 休みの9月後半に伺ってまいりました。


主賓様がご到着になると、

シャンパンで乾杯し、


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「フグのにこごり」

「自家製明太子」を皮きりに、

フグ料理がスタートです。


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「フグ刺しダブル」


贅沢にも、

2種を盛り合わせて頂き、


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17年もの歳月がかかって完成した「かぼす塩」をかけて頂いたり、


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肝和えをのせて、

ぽん酢タレで頂いたり、


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「から揚げ」


ピリ辛です。


シャンパンが進むのなんのって。


ここで、

焼き網を持って、


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ご主人のご登場です。


女将さん同様、

素晴らしくいいお顔をなさってます。


フグを焼いて下さってると、


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「今日のフグはまだ良くないんだよねぇ」と。


正直なご主人です。


でも、

満面の笑みです。


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熱々を手でかぶりつきます。


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ご主人から「あまり良くない」とは言われながらも、

十二分なおいしさです。


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「フグのてまり寿司」


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「ニューから揚げ」


普通のから揚げが、

おだしに使ってます。


またまたシャンパンが進みます。


ご飯もほしくなりました。


と、

ナイスタイミングで、


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「9月15日~10月30日までしか食べられないフグご飯」が運ばれてきました。


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途中でいくらをトッピングして頂きます。


まいうーです(古)


その後、


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「フグ鍋」ですが、

まずは、

自家製「柚子塩」で頂いてから、


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「もみじおろしぽん酢」につけて頂きます。


ここまでシャンパンでしたが、

フグ屋さんに来たら、

やっぱり「ひれ酒」ですよね。


よって、


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女将さんに作って頂きました。


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飛び跳ねるほど熱々な「ひれ酒」で、

またしてもヤケドしてました。


舌を噛んで流血するよりははるかにましだと思って、

ふーふーしながら、

ぐびぐびいっときました。


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さっきも「フグ寿司」や「フグご飯」を食べてましたが、

〆には、

定番の「フグ雑炊」(「たくあん」「茄子の浅漬け」付き)を頂きます。


甘いものが恋しくなったところで、


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「柿みたいな色をした桃」が登場です。


フルコース以上に色々出して下さったのですが、

あっという間に食べ呑みきってました。


贅沢で至福な『めうが』ごはんとなったわけですが、

ここで急遽、

前々から噂に聞いていた銀座のバー へと移動です。


28歳の若き主任ちゃんに、

ご自慢のカクテルを作って頂きました。


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「洋梨のシャンパンカクテル」

「巨峰のシャンパンカクテル」


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「ブラッディメアリー」


どのカクテルも、

斬新且つ、フェミニンなおいしさです。


お腹はフグで埋め尽くされていたのですが、


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「昭和なカレー(油揚げ入り)」やら、

「バー保志オリジナルチョコ」やら、

「ハモンイベリコ」やら、

「ぬか漬け」やら、

「ミニオムレツ」やら、

「おしゃぶり昆布」やら、

「落花生」やら、

「ブラックペッパーおかき」なんかを頂いてた気がします。


さらに、

このバーの下にある『バー保志 』には、

日本一と世界一になったカクテルがあるとのことで、

6秒の移動です。


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星型のレモンの皮がカクテルグラスに張り付いてます。


ここに、


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お酒が注がれ、

星がくるくる回るのですが、

「この間に願い事をして下さい」とのバーテンさん。


あまりに急だったので、

「昆布が食べたい」

と願ってしまいました。


もったいない願い事な気もしますが、

その後、

とろべ~ 」を出して下さったので、

そっこーで叶ってしまいました。


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そうこうしている内に完成です。


ホワイトラムベースの美しいエメラルドブルーカクテルでした。


その名も、

「フォーリングスター」

です。


そして、

世界一となったカクテルが、


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この「さくらさくら」です。


一口飲むと、

「マティーニの味がする」と叫んでしまったのですが、

やはりジンがベースになってました。


かなりアルコール度数が高いようです。


最後に、

温かい昆布茶を入れて頂き、

梅干しを食べて、

肝臓を労わります。


しかし、

よく食べ、よく呑みました。


その分だけ、

めいっぱいのありがとう返しをしようと思います。


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ますます幸せです。


※福(フグ)を呼ぶ『めうが 』の暖簾より。