実はうちのお店 、
今から4年ちょい前のオープン時には、
数週間だけ、
イタリアンのシェフだった料理人君に、
お手伝いしてもらってた時期があります。
その彼が某イタリアンで働いていた時、
お料理を食べて、
「この人、なんだかしんないけど、すごいんじゃない。将来有望、間違いない」
と思ったのがきっかけで、
彼の夢話を聞いたのですが、
イタリアに行くのが夢とのことで、
うちで働いてくれた直後に、
その夢を実現するべく、
イタリアに飛んでってしまったんです。
それから早いもので2年が過ぎてました。
正直、彼のことをすっかり忘れてた今日この頃(シェフ、ごめんなさい)、
先日、赤坂にオープンした『ビストロQ 』に訪れた際、
山下八、や、九シェフが、
「そういえば、後藤君が帰ってきて、広尾でシェフやってるよ」なーんて、
たまにはいいこと言ってくれたもんですから、
そりゃ、すぐに行かねばと、
無理やり時間を作って、
すぐさまそちらに伺ってまいりました。
広尾『エネルジーア
』です。
時間もなかったので、
たくさんは頼めなかったですが、
サービス精神旺盛で、
寛大なシェフですから、
私の食べたいものを伝えると、
見事に忠実にこたえて下さいました。
シェフが修業なさったのは、
イタリアのウンブリア地方なので、
基本、お料理はウンブリア風です。
無類の鯖好きなので、
「脂ののった〆鯖のオクラ&胡瓜がけ」は必須で、
「レンズ豆のサラダ(トマトを添えてもらってます)」
「温かい魚介のサラダ」
「ボタンエビとセロリ」を入れて頂きました。
ローズマリーがアクセントになってます。
思わず絶叫してしまったほどの逸品です。
なぜかフレンチでしたが、
この半生サーモンとサワークリームとキャベツの共演が大好きなんです。
しかも、
サーモンの身質の素晴らしいこと。
おいしければ、
国境は関係ないってことです。
軽めでお願いしたはずの「パスタ2種盛り」ですが、
※手前:真いわしとういきょうとトマトパスタ(極太乾麺)
※奥:トリュフとポルチーニの手打ちパスタ(ウンブリチェッリ)
どちらもイタリアンサイズでした。
シェフらしいです。
でも、
食べて納得。
この味を待ってましたと言わんばかりのパスタ名人振り、
私だけじゃもったいないので、
たくさんの方のお腹にも届いてほしいです。
この「かりかりに炒められたパン粉」を、
「トマトパスタ」にかけて頂きましたが、
このままでもおつまみとしてイケちゃいます。
特に白ワインにぴったりです。
図々しく、
テイクアウトさせてもらえば良かったです。
とまあ、
僅かな時間だったにもかかわらず、
やっぱりかなりの量を平らげてました。
感嘆するほどおいしいって証拠です。
そして、
大事な人に紹介し甲斐のある後藤シェフですから、
また近々時間を見つけ、
うちの可愛いスタッフ を連れて伺おうと思います。
なんとなーく、
ほんわかしたご縁が生まれる予感がします。
ご縁といえば、
明日は、予期しなかった弟の結婚式です。