9月9日のブログ 最後にちらっとのせてましたが、


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喜月堂 』の「喜最中 」と、


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金つばの幸福堂 』の「きんつば色々」を、


昨夜の自店 営業後、

「今日も一日よくがんばりました」のご褒美として、

ありがたく頂いてました。


それぞれ1個ずつ食べようと思っていたのですが、


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きんつばは、

全4種類ありましたので、


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気前よく(?)、

全ていっときました。


王道の「金つば 」はじめ、

抹茶金つば 」「芋きん 」「銀つば(白粒あん。周りは今川焼風生地) です。


なんとうちのヤングスタッフ1人は、

「きんつば」初体験でした。


名前すら聞いたことがなかったようです。


でも、

よく考えたら、

私も田舎にいる頃や、

豆嫌いだった頃は、

「きんつば」の存在すら知らず、

東京に来て、

食の道を走りはじめてから知ったぐらいですので、


特に若者の皆様には、

未だに知らない人が多いんでしょうね。


もし、

まだ「きんつば」未体験の方がいらっしゃれば、

このブログをきっかけに、

「きんつば」デビューを果たして頂ければと思います。


ちなみに、

「きんつば」の由来は、


徳川5代将軍綱吉の頃、

小豆餡をうるち米の粉で包んで焼いた「焼餅」が京都に生まれ、

それを「ぎんつば」と呼び、庶民にたいそう喜ばれたそうで、

その「ぎんつば」が、

亨保(1726年頃)の頃、

江戸に渡ってきて、

江戸風の工夫を凝らし、

「銀よりも金が上」ということで、

「きんつば」になったと言われています。



「ふーん、じゃあ、最中って、何で最中なの?」


というご質問にお答え致します。


そもそも「最中」は、

餅米を水でこねて蒸し、

薄くのばして型に入れ焼いて皮を作り、

2枚合わせた中にあんこを詰めた和菓子ですが、


名前の由来は、

平安時代の宮中で行われた月見の宴において、

白く丸い餅菓子が出されたのを見て、

これが池に映る月に似ていたことから、

「最中の月」と名付けられたと言われているようです。


「最中の月」とは、

陰暦十五夜の月(中秋の名月)のことで、

平安時代の歌集「拾遺集」にも、


“水の面に 照る月なみを  かぞふれば 今宵ぞ秋の もなかなりける”

とあります。


しかし、

真ん中にあんこが入っているため、

中央を意味する「最中(さいちゅう)」から名付けられたとする説もあります。


ただ、

最中にあんこが入ったのは、

「最中の月」以降なので、

やっぱり「最中の月」から来たんでしょうね。


しかしながら、

「最中(さいちゅう)」と「最中(もなか)」って、

ちょいとややこしいですよね。


そんな紛らわしい「最中」ですが、

昔は、

周りの皮が口の中の上側にはりついて、

うざったくて苦手だったのですが、

あんこが好きになってからは、

「最中」も好きになりました。


日本中、

ありとあらゆる「最中」がありすぎるのですが、


そんな中でも、


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この「喜最中」は、

インパクト大で、

その名の通り、

喜ばしい「最中」です。


上から見ると、

至って普通の最中ですが、


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横から見ると、

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そりゃまあ、

はみ出んばかりのあんこです。


「はみ出ん」ではなく、

はみ出てました。


表現が美しくないですが、

「はみあん」でしょうか。


そういえば、

以前、

こんなどら焼き や、


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こんなどら焼き を買ったことがありました。

これらのどら焼きの「はみあん」具合を見ると、


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「喜最中」は可愛いもんに思えますが、

充分ご立派な「はみあん」体型です。


何だか笑えてきます。


「お笑い最中」とも異名を持つぐらいですからね。


でも、

笑えるって、

幸せなことです。



『幸福堂』にせよ、

『喜月堂』にせよ、


名前からして幸せになりますね。



そんな幸せ心地にして下さったお礼といってはなんですが、

これらの嬉しい贈りものを頂いた方々や、

今日逢える方々や、

うちのスタッフ みんなに、


大きな福がたくさん詰まった『群林堂 』の「豆大福」を買っていこうと思い、


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お店の前まで来たのですが、


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時、すでに遅しでした。


まあ、人生、そんなもんです。


また「光文社」様や「講談社」様に伺う時に、

トライしようと思います。



とりあえず今再び、


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和みのひとときとして、

「講談社」様原稿書き最中に、

最中を食べることに致します。